ポール・ジェームス

PEOPLEText: Monika Mogi from Baiser Mag

VANITY(バニティー)は人気のパーティーとして、2004年以来多くのアーティストやモデル、東京の流行を担う人々に愛されている。ゲストには世界的に有名なバンドやファッションデザイナーの名前が並び、有名な場となっている。

このインタビューの主人公はバニティーの仕掛け人であるポール・ジェームス。カナダ出身の彼は、既にパリやロンドン、LAでDJとしての経験を持っている。彼の存在が東京のエレクトロ・クラブ・シーンを更に創造性や喜びに満ち溢れたものにしている。

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まず、あなたのことについて少し教えて下さい。

私の中には異なる2つの人間性が備わっていると言えます。パーティーを開催したりファッションの分野で仕事をしていますが、同時にとても孤独を好む人間でもあるんです。
自宅では本を読んだりアコースティック音楽を聴いて過ごす時間がかなり多いですね。私には2つの側面があるんです。

バニティーはどのようにして始まったのですか?

元々東京に来る前、バンクーバーで独自でパーティーを開催していました。休みの間に日本を訪れた際、ここに住もうと決めたんです。それから戻ってきて生活しましたが、一年間日本語もまったく分からず、友達も一人もいませんでした。順調に物事が進むようになるにはだいぶ時間が掛かりましたが、2003年にはバニティーを始める事ができました。

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どのようにスティーブ・アオキ、ヤー・ヤー・ヤーズ、フランツ・フェルディナンドなどの有名なアーティストがバニティーに参加するようになったのですか?

初めの頃、大物ゲストを招いて開催していたパーティーに参加してくれたうちの一人がピーチズでした。その頃、彼女の友達ということでジェレミー・スコットが来てくれたんです。そこで彼と知り合いました。それからブロック・パーティーの面々もいました。こうやっていろんな人々と交際していく事でさらに多くの人に出会う事ができますし、そうすれば自ずと相手から連絡して来る様になるんです。

これまでに開催したパーティーの中で、個人的に気に入っているものがありますか?

一番良かったと思うのは2007年の夏にクラクソンズとザ・ホラーズが来た時ですね。CSSとスティーヴ・アオキがDJをしてくれた特別なパーティーだったんです。
本当に楽しいパーティーでしたよ。クラクソンズのジェイミーは足を骨折していたんですが、その状態でDJテーブルのところまで梯子で登って行ったんです。あれは最高でしたね。

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どういった曲をプレイするのが好きですか?

いろいろな曲が混ざっているのが良いですね。DJに一時間も同じような音を流されるのは嫌です。つまらないですから。いろいろなタイプの曲の中から、予期していなかったような新鮮な音を提供してくれるのが好きなんです。
今どういう音楽が好きかと言われると困りますね、好きなバンドはたくさんいますから。4、5年前は確かに音楽の人気は高まっていましたが、今じゃ比べ物にならない位の人気だと思います。といっても一曲一曲がインターネットから簡単にダウンロードされてしまってますが。

バニティーは東京の流行の最先端を行くような人々を数多く迎えていますね。あなた自身は流行のスタイルについてどう思われますか?

ただ雑誌の真似をしているような人は好きではありません。影響を受けるのは良いことだと思います。でも日本では、あまりにそのままを真似する人がいる。自分に自信を持って、何が自分に似合い、またそうでないのか見極める事が大切だと思います。

Text: Monika Mogi from Baiser Mag
Translation: Yuki Mine

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