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176 ギャラリー

PLACEText: Sayaka Hirakawa

オープニング展の「An Archaeology」に続き、二番目の企画展はドキュメンタリーフィルム作家である南アフリカ出身のゲーリー・フォックスのロンドン初個展。展示室に入ると、上下左右前後と6面全てに大きなスクリーンが取り付けられ、それぞれのイメージを映し出す。

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映像が進んで行くと自分を中心としてフロアのイメージが実際に地面を、天井には空を、前後左右もそれぞれ、その場所にいれば自分で見るはずの映像を映していることが分かる。ロンドンで一番大きな交差点であるピカデリーサーカスで人ごみをぬけてすすんでゆく映像は、まさに人がぶつかってきそうなあの感覚まで感じられそう。

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その都会の喧噪が終わると、次に見えてくるのはマイナスイオンたっぷりの林道。風のそよぎや鳥の声まで聞こえて来てほうっと安堵のため息がでそう。それこそまさに市の中心部にさえ、目を休められるグルーンがたっぷりの大きな公園がいくつもあるロンドンの一つの側面であるとうなずいてしまう。

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同じような多面スクリーンの手法で、それぞれにマルチカルチャリズム、消費と廃棄の問題、カーニバルやマーケットの映像が映し出される。ドキュメンタリー作品を多く手がけるフォックスならではの着眼点で、ロンドンのリアルが描かれている様は、ロンドナーでなくとも心に響く何かがあるはず。

さて、176のもう一つの魅力はプリムローズヒルにキッチンを構えるロラカフェが、ギャラリーカフェとして入っていること。カラフルなアイシングの手作りカップケーキは、ファッションショウのお土産になったり、レセプションパーティに登場したりと、今ロンドンで一番セレブな(?)カップケーキ。スイートな気持ちで家路につくにはぴったりなラストでしょう。

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開館時間:11:00〜15:00(土・日曜日 11:00〜18:00)
住所:176 Prince of Wales Road, London NW5 3PT
TEL:+44 (0)20 7428 8940
入場料:5ユーロ(年間会員費として)
http://www.projectspace176.com

Text: Sayaka Hirakawa
Photos: Sayaka Hirakawa

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