ロモ・ワールド・コングレス 2007

HAPPENING

世界は、ロモで繋がっている。

7th Lomographic World Congressy

ウィーン現代美術館のディレクター、ジェラルド・マットと世界の強者ロモグラファー達がトラファルガー広場にて集結し、2007年のロモ・ワールド・コングレスは幕を開けた。
現在も尚増え続けるロモファンを前に、トゥルー・ロモ・スピリットの精神の元、ジェラルドによるロモグラフィーの95もの決意表明を述べられた。

最大の目玉である巨大なロモウォールはまるで大蛇の様な出で立ちで、その大きな身体を奔放に曲がりくねらせ、ロンドンの有名なランドマークの中を複雑に入り組ませている。
このコングレスはロンドン・デザイン・フェスティバルの主催者側からのフレンドリーインビテーションとして始まり、1,365バネルを超えるそれぞれの個性的で、激しく自己主張する作品からは進化し続けるロモの大きな可能性を見出すことができる。
この様な歴史ある場所で、世界中の人々によって、時間や生き方を切取られた数多くの作品が満たされた空間を見た瞬間、しばらく感動で息を呑んだ。

「世界は、ロモで繋がっている」
これはプロジェクトディレクター、アメリア・ビバウェイの言葉の中で最も重要なことで、コミュニケーションの先端にあるプロジェクトの目的である。


ド派手で奇妙な魅力を持つロモウォールは、見る者全てを刺激し、その独特の世界へと誘い込んでいく。

シティタイガー、ツーリスト、オールドフォーク、ワーカー、ポリス、パンクス、ロストやランチブレイカー… 全く異なったバックグラウンドを持った者でさえ、この空間に一歩足を踏み入れると一瞬にして自分が何者であるかを忘れ去られてしまう、ということが今、ここで起きている。

7th Lomographic World Congressy7th Lomographic World Congressy
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誰もが皆、自分の役割を果たしたと言える。ロモウォールを運んだトラックのドライバーでさえ、ロモ・アクションチームが到着するまで、イギリス交通警察によって輸送させられるのを固く拒み、その後英雄の様に誇らし気にヨーロッパを横断した。
アクションチームは巨大なクリーチャーを組み立てる為に格闘し、その結果、今までになく最大で、最もグローバルなロモウォールを作り上げた。

ゴールドダイアナは2007年ワールド・コングレスのオフィシャルカメラである。30年間の生産中止の沈黙を破り、ダイアナは再び中判カメラの世界に息を吹き返した。ダイアナは幻想的で儚い美しさと、お馬鹿で可笑しい強烈なイメージを併せ持ちそのユミークさでアナログカメラの伝説となった。
これら全ての事がダイアナの人気を不動のものとし、よりシンプル且つ、高機能に改良され新たな魅力を持って彼女は華々しく生まれ変わった。

さて、手始めに簡単に特徴を紹介すると、ピンホール撮影機能が追加され、撮影枚数は12枚撮りと16枚撮りから選択が出来き、さらに360度のパノラマ撮影も可能になった。
そしてこのコングレスを記念して特別に作られたダイアナは眩い程の輝く黄金を身に纏い、我々の前に現れたのだ。
ファンキーなロンドンの雰囲気にインスパイアされたイラストが描かれたゴールドダイアナは、本物のコレクション・アイテムと言っても過言ではないだろう。
ロモの歴史において、希少性を保つために、この黄金のダイアナはほんの僅かな数だけしか生産されていない。当然、この金の欠片の様な貴重なロモを是非とも手に入れて欲しい。

7th Lomographic World Congressy

オーストリア大使館では関係者等が集まりこの奇抜で非常に大胆なプロジェクトが、心から実りの多いものになる様結束を固め、コングレス・ウィークの開幕の手応えを共に祝福した。
ジェラルド・マットは誰もが知るデジタル嫌いで有名であり、彼の言葉を要約すると『至ってシンプルなコニュニケーション・プロジェクトが、たった数人の熱意から世界中の100万人以上のアナログ共同体を繋げ拡大していく、ということを考えるとこれは実に驚くべきことだ』と話す。
言うまでもなく、この博識あるパーティーでは論争が交わされ、退屈から逃れることができなかったのだが、思いもよらないところからその出口は見えた。

それは、オーストリア大使館代表の、ガブリエル・メヅナー・ホルツアーが皆が寝静まった夜中の3時の静寂の中で、ロモウォールの輝きを見てみたい、と告げた時、彼女もまたロモ熱に掛ってしまったということが明らかになった事だ。
そしてメヅナー・ホルツアー大使はこんな提案も話し始めた。ロモウォールの魅力に取り憑かれない、ロモ・ムーブメントに背く人達と戦って行きましょう…と。

24時間体制の監視にも関わらず、ロモウォールのパネルの1つが既に盗み出され、憤慨させられることが起きた。
シティ・オブ・ロンドン・カウンシルのおかげで、ロモウォールにとって天敵とも言えるトラファルガー広場の、厄介な鳩を追い払うことが出来たことを感謝したい。

7th Lomographic World Congress
会期:2007年9月17日〜22日
会場:ロンドン・トラファルガー広場
contact@lomography.com
http://www.lomography.com

Translation: Yuka Fujita

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