パーラ・モード

PLACEText: Nem Kienzle

後日訪れると、プラハ在住アーティスト、マーク・ディーヴォがアトリエを借りて作品を制作中だった。アンダーグラウンドシーンで有名なこのアーティストは、2002年にダダイズム発祥地、キャバレー・ボルテールのビルを占領し、商業目的で取り壊される寸前だった歴史的建造物を守ったことでも知られる。


一見、古着屋に見える音楽家アヤナ・ドラキュラのアトリエ。

二階にはエスター・エップシュタインのメッセージサロン・ダウンタウンと広いバルコニーがある。


ラングストラッセ通りからの光でぼんやり照らし出された真っ暗なバルコニー。

メッセージサロンはエスター・エップシュタインがパートナーと10年前にチューリッヒ4区で始めたギャラリースペース。ユダヤ人であるエップシュタインの親戚が代々ここラングストラッセ界隈でビジネスを展開していたこともあり、ダウンタウン支店としてパーラ・モードでメッセージサロンをオープンする事になった。パーティー会場ではアーティスト、ベッティーナ・ブローワーが記録したパーラ・モードとラングストラッセの映像が上演された。

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