ジュリアン・マクドナルド S/S07

HAPPENING

オンスケジュールだけでも、50を超える5日間のキャットウォークスケジュールのラスト。各国のプレスもエディターもフォトグラファーも、それはもう、こてんぱんにくたくただったに違いない。それでも、パークレーンのヒルトンホテルのロビーに入るなり、新しく沸き上がってくるアドレナリンを抑えることはできない。ジュリアン・マクドナルドのスプリング、サマーコレクション。


ブラックダイヤモンドのようにシックに輝くキャットウォークを、フェミニンでドレッシーなイブニングドレスに身を包んだモデル達が歩いてくる。最前列では英国Aリストセレブ達が、目を輝かせて見つめている。少女に間違った価値観を与えるという理由で、サイズゼロのモデルの起用を禁止する動きがあった07スプリングサマーコレクションは、どちらかというと、スーパースキニーというよりは、セクシーで女性的なモデルが多く見られた。とはいえやはり、リリー・コナーやエリン・オコナーといったイギリスで人気のスーパーモデル達は、オーディエンスの関心をさらい、それぞれのコレクションをいっそう際立たせていた。

きっぱりとしたコバルトブルーが印象的だったジュリアンのドレスは、時にどきっとしてしまうほど短く、時にレッドカーペットの女優のように長くエレガントに揺れていた。いったいどんな女性のスペシャルなデートに登場するのかしら、と思わせるような。

さて、目の保養は目の保養としておいておいて、カジュアルなラインで注目だったのは、リチャード・ニコル。ロンドンの女の子なら誰でもこよなく愛す「トップショップ」とのコラボレイトでも知られる彼は、グレーにオレンジの効いたユニークなコレクションを展開した。脹らんだチューリップのようなシルエットを多用した、遊び心のあるデザイン。かと思えば、真っ白なテニスガールのようなルックも。グレーに白のドットのキャンバス地にウェッジのこのシューズは、50ものコレクションの中で、一番心に焼き付いた一品だった。

ロンドン・ファッション・ウィーク S/S 07
会期:2006年9月18日〜22日

Text and photos: Sayaka Hirakawa

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