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プリマベーラ・サウンド 2006

HAPPENING


ミュージックを愛し、バルセロナに住む運を持っている全ての人にとって、6月はフェスティバルとコンサートの熱狂的な動きが始まる月だ。

そのうち、この街が提供する大きなオファーと共に最も期待されているのが、ベテランの「プリマベーラ・サウンド」であるのは間違いない。今年のアーティストのラインナップは何ヶ月も前から話題にのぼっていた。フィスティバル3日間で、ルー・リードヴァイオレント・ファムズフレーミング・リップスラムチョップヨラテンゴなどのアーティスト達の名前を見ることができた。

フェスティバルは裏切ることなく、それどころか今回の「プリマベーラ」はここ数年で最も良いうちの1つであった。
海の側のフォーラム地域の新しい会場は、フェスティバルをより楽しくし、広大な空間で缶詰の魚になった気分になることもなかった。

フェスティバルはまるで最終日のような盛り上がりでスタートした。60代のレニー・モーターヘッドがステージの上に飛び上がり、他のバンドの倍とも思えるボリュームを出す。インディーズ人口をを奇妙な驚きに包んだスタートだ。このアート群衆の中で、ヘビメタファンも一緒になって頭を振っているのを見るのは素晴らしかった。

ヘビーなノイズの後は、過大評価されるポール・ドハティのバンド、ベイビー・シャンブルズ。誰もが期待していたが、彼らの曲を知っている人はいなかったのだ。おそらく、ケイト・モスがバックステージに現れることでも期待していたのだろう。

初日には、他にも「カスタネット」や「アイム・フロム・バルセロナ」(彼らはスウェーデン出身)などによって素晴らしいステージが繰り広げられた。

しかし、その日最大の瞬間は、素晴らしくて神話的な、ヨラテンゴを大ステージで見たことだ。もうこれについては素晴らしすぎて、何も言うことがない。彼らは「フェイクブック」「サマー・サン」「エレクトオプラ」からの曲や、クラシックレパートリーを披露した。

初日は木曜だったにもかかわらず、観客は最後の「2ManyDj」が締めるまで眠らなかった。ニューオーダー、アーケード・ファイヤ」、そしてマドンナを含めたバージョンのDJセッションを繰り広げる。朝の6時であった。

2日目は、スタイルや時代を超えた素晴らしいミックスがフィーチャーされた。カーニバルコンサートで20人のサンタクロースと10人の火星人を引き連れて演奏をしたカルトバンド、フレーミング・リップス、ダイナソー・ジュニア、そしてスリーター・キニーによる驚くべきショー。

センセーショナルなコンサートでその日のウォーミングアップとしてスタートをきったグループの1つは、カレン・オーシャ率いるニューヨークのグループ、ヤー・ヤー・ヤーズだ。

「CD-DROME」によるステージセレクションは、おそらく全てのフェスティバルにおける最高のコンサートと思われる、ジェンス・レクマン(可愛い女の子1人のバンドと共に)、イザベル・キャンベル(ベル&セバスチャンより)。そしてファンタスティックガールズ「ESG」のその日最高にエネルギッシュなコンサートは、他の時間には見られないほど観客を踊らせた。

また、その日は、ファイナル・ファンタジー、ホセ・ゴンザレスサウス・サン・ガブリエルなどもステージを披露し、会場は輝いた。

2日間の興奮に包まれた後の最終日、最もビッグネームの最も期待されたコンサートの時間がやってきた。

またしても会場は、ラムチョップの優美なショーで輝く。10年前から最新までのヒット(「ハウ・アイ・クイット・スモーキング」「イズ・ア・ウーマン」「オー・カモン」など)を演奏した。

ラムチョップが僕たちに夢を見せているのと同じ時間に、僕たちは大ステージへも走らなければならなかった。ヴァイオレント・ファムズのショーが始まるからである。名曲「ブリスター・イン・ザ・サン」で、みんなを熱狂させた。

次のステージは、もしかするとフェスティバル唯一のがっかりさせられた瞬間かもしれない。みんなが偉大なルー・リードを聴きに集まったが、彼のコンサートは正確ではあったものの、期待していたほどセンセーショナルで感動的なものではなかった。

ステレオラブセントロ・マティックボアダムスロジャーズ・シスターズ、ディアフーフと、その日は次々と素晴らしいショーが繰り広げられていった。

3日間を終え、僕たちはみなあと3日コンサートが続けばいいのに、と思いながら、満足して家に帰った。「プリマベーラ・サウンド 2006」は、とても素晴らしいフェスティバルだった。来年がもう待ち遠しくてたまらない。

Primavera Sound 2006
会期:2006年6月1日〜3日
会場:Parc del Forum
住所:Rambla Prim 2-4, 08019 Barcelona
http://www.primaverasound.com

Text: Julio Cesar Palacio from Panopttic
Translation: Yurie Hatano

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