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OFFFフェスティバル 2006

HAPPENINGText: Eduard Prats Molner, Tons May

第6回目となるOFFFフェスティバルが開幕を目前としている。今年はフェスティバル訪問者のみでなく通りすがりの人も利用できる小さなマーケット、エル・メルカディージョが、屋外中庭のバー横に設けられている。

今年もまたこのフェスティバルは、バルセロナ現代美術館MACBAの広大な敷地を共にするコンテンポラリー・カルチャーセンター、CCCBにて行われた。

このフェスティバルは、6つのセクションで成り立っている。屋外に設けられた先程の「メルカディージョ」、建物の中の展示スペース「ショープレイス」、カンファレンス・ホール「ルーツ」、新人を紹介するスペース「オープン・ルーム」、実験的エレクトロニック音楽を公開するスペース「ルーピタ」、そしてメインビルディングに設けられた上映用のスペース「シネキシン」だ。

開幕式は12時に始められる予定で、20分前にはドアが開けられることなっている。開幕ぎりぎりになってメインホールに位置するプロジェクターに機械的なトラブルがあることが判明したが、ほんの少しの遅れをとっただけで全て正常に動き出すことができた。


The user as the Interface, Craig Swann. © Borja Delgado

このフェスティバルは、クレイグ・スワンとインタラクティブ・イマジネーションとよばれる協会が主催となっている。クレイグは彼自身のループラブス・プロジェクトというPSPを、簡単に操作ができるオーディオ用音量調節装置を披露する。さらに、動きを捉えることができる視覚的反応に基づく新しい形のインタラクションを披露。彼はどのように利用者が一つのインターフェースとして取り込まれることができるのか、また実際のところ「マイノリティー・リポート」のような未来的ハリウッド映画に対して、どのくらい閉鎖的であるのかを、単なるフラッシュアプリケーションとウェブカムのみを使うことで紹介する。

彼のほかのインターフェース実験では、利用者の手製のトラックによって制作された「iLock」や、「Etherwatch」のようなとても初歩的な手製の周辺装置に基づくものもある。クレイグは永久に終わりが来ないという生成的な音声のCDをかけながらスピーチを終わらせる。たとえ何度もそのCDを再生したとしても、発せられる音は同じになることはない、果てしないものなのだ。またクレイグは、彼自信の哲学として大きな企業内にいるよりも、もっと個人的な制作ができる様な独立したスタジオとして、小さく保っていくほうが、自分の信念だということも教えてくれる。

次の講演者は生物デジタルアートの3つのコードについての推論を紹介するサンティアゴ・オーティズ
数学、音楽、また文学における彼の背景において、彼らのほとんどの作品が研究と教育の間を行き来し、また彼は主に人為的な生命と生物学的データの視覚化の研究を中心に行っている。


Visualization project by Santiago Ortiz

彼らは、プログラミングと遺伝子や言語に関するコードが共存し、異なる方法でつながり合う世界について話す。実存する細胞のコピーによる自己再生の簡単な例とともに、彼らは「OOプログラミング」によって、実際にプログラミングコードがコピーされる種の革命について例証した。そのプログラミングコードは、実際には複製されたもので(また変化可能であり)、いつでもひとつの細胞が複製によって生成され、実際の微生物やそれらの遺伝子記号と全く同じものが発生するのだ。

似たような方法で、彼は各々の細胞がもつ言語記号が位置するより複雑なシステムを見せてくれる。それは文法的に正しい文章であったりするのと同じだ。この場合、どの細胞も他の一番初めの細胞の文章の一部を含む細胞を得ることで成長することができる。得られたほうの細胞は言うまでもなく消滅する一方で、もう一方の細胞は成長しより難しく複雑な文章(言語記号)を含むことになる。

彼らはまたゲノムの視覚化に基づくプロジェクトについても紹介する。そのプロジェクトというのは実際のところ芸術的な破片として開発されたにもかかわらず医療学会で展示されたものだ。そこで彼の教育的なプロジェクトについても見ておかなければならないだろう。それは「ミクロコスムからガイアへ」という宇宙の歴史についての探求で、異なったインターフェイスと誘導的な実験とに分けられる。複雑性がタイムラインのなかに存在するように、彼らは同じインターフェイスの中で全く異なるタイムスケールを明らかにする能力を模索するのだ。

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スネハ・ディビアス
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