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メリー・エキスポ 東京展

HAPPENINGText: Yoshihiro Kanematsu

冬本番の2月2日から14日まで、銀座のミキモト本店で「Merry EXPO in TOKYO」(メリー・エキスポ(が開催された。昨年の愛知万博で愛・地球広場のシンボルコンテンツとして展開された「Merry EXPO」、それを一冊の本にまとめたビジュアルブック「MERRY EXPO – Book of global exchange」の刊行記念展覧会だ。会場では世界中から届いた飛びきりの笑顔であふれ、ほっとするようなとてもピースな雰囲気に包まれていた。

メリー・プロジェクトは、アートディレクター水谷孝次による、笑顔をテーマにしたコミュニケーションアートだ。「あなたにとって “メリー” とは何ですか?」という質問を投げかけ、その笑顔とメッセージを集める。その集めた写真とメッセージを、映像やポスター、ビジュアルブックやフリーペーパーなど、様々なメディアで発信してきた。

1999年のスタート以来、震災後の神戸やテロ後のニューヨークなど世界各地で、笑顔のネットワークは広がり続けていて、昨年のメリー・エキスポでは、愛・地球広場の大型ビジョンで世界23ヵ国、20000人以上(!)という笑顔とメッセージが映し出された。今回の会場でも同じ笑顔のスライドが流れ、ホンモノの声とともに空間を彩っていた。

世界中の笑顔が収められた「MERRY EXPO – Book of global exchange」の表紙は、万博で使用済みとなった段ボールをリユースし、一冊一冊手で製本したもの。匂いまで届いてきそうな優しい手触りの本をめくってゆけば、次々とキラキラした表情が目に飛び込んできて、思わずこっちまでニコッとしてしまう。23カ国からの直筆メッセージは日本語と英語に翻訳され、「雨が降ること」「今日は誕生日!それが全て」といった多様で詩的なバリエーションは、シンプルだけど世界の奥深さを感じるのに十分!

『笑顔は世界共通のコミュニケーション。だからこそ世界をよい方向に動かせる力があると思います。』と水谷氏は言う。テレビをつければ悲惨なニュースと物憂げな表情ばかりがひっきりなしに流れるけど、誰だって笑顔を持っているという当たり前のことを、メリー・プロジェクトは思い出させてくれるだろう。

嬉しければこみあげるあの自然な微笑みは、人種、世代、あるいは歴史、あらゆる壁をすんなりと越えるてしまう力強いパワーを秘めている。そんな笑顔のあふれる場を生み出しつづけるメリー・プロジェクト、次の展開がとても楽しみだ。

※半年にわたって世界をめぐった波乱万丈の撮影日記の制作に、僕も関わりました。こちらからそのスクリーンマガジンをご覧いただけます。

Merry EXPO in TOKYO
会期:2006年2月2日〜14日
会場:ミキモト本店
住所:東京都中央区銀座4-5-5 ミキモトホール 6F
http://www.21merry.net

Text: Yoshihiro Kanematsu
Photos: Yoshihiro Kanematsu

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