コレット ミーツ コム デ ギャルソン

PLACEText: Yuki Ishida

パリのセレクトショップ「コレット」が青山にやってきた。

パリ以外での初の出店となる今回、コム デ ギャルソン(以下 ギャルソン)をパートナーに、12月29日までのテンポラリーショップとして「コレット・ミーツ・コム デ ギャルソン」が日本に登場。ここはギャルソンが日本ではじめて路面店をオープンした場所で、今年の1月からこのスペースで展開されている短期型プロジェクトの第2弾として、コレットを指名したカタチだ。もちろんパリのコレットでも以前からギャルソンの商品を扱っており、その信頼関係があって今回のコラボレーションとなった。

さっそく肝心のショップについて紹介していく。

骨董通りに面した壁面には、ブルーの地に白で店名が大きく描かれている。そこが危ない。そのすぐ左脇のドアに足を踏み入れようとするものなら…あれ? そこは別のショップだった。今度は逆の壁沿いに折れてみたところにその入口は開いており、おなじみのカペリーノとペペローネがドアに向かって座っている。彼らはコレットのマスコット犬で、2匹のサイトには「ファーストクラスで東京にやってきた」と書いてある。さすが。

そして店内に入ると、意外なほどにシンプル。壁の白と什器の木目だけの空間に、商品たちが色を加えている。またその色も行くたびに雰囲気をガラっと変え、全てが数量限定の品揃えという、飽きさせない演出が見てとれる。

そもそもコレット自体が、一流ブランドと新人デザイナーを組み合わせるなど、そのセレクトのセンスに定評があり、併設されたギャラリーや毎週変わるというディスプレイデザインと併せて、いつも鮮度を保ち、来る人へのホスピタリティを大事にしている。

さてその商品のラインナップはといえば、SPEEDとのコラボ水着、ジュンヤ ワタナベの限定トレンチコート、ロンシャン×トレーシー・エミンのトンボのステッチが施されたクラッチバッグ、アンダーカバー×エルベ・シャプリエのぬいぐるみ、そして人気のiPodもコラボ仕様になっている。ここでは詳しくは紹介できないが、コレット・ミーツ・コム デ ギャルソンのウェブサイトで詳細について知ることができる。ウェブ限定の商品あり、次々投入される商品の紹介ありなので、ぜひのぞいてみてほしい。

(時折、ウェブサイト下部のレンガが窓のように開き、カペリーノ&ペペローネが走り回ったり、なぜか水中遊泳をしていたり、吊り上げられたり‥‥コミカルな動きを見せてくれるのもキュート)

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