ビックリハウス展

HAPPENING


今から 30 年ほど前、『ビックリハウス』という雑誌が、東京は渋谷に誕生した。伝説として語られる、幻の元祖・サブカル雑誌だ。
終刊してから 20 年近く経つこの雑誌を、今の若者たちは、その名前すら知らないかもしれない。正直、私もよく知らない。だけど今、 30 年という時間を経て、ほんのひととき、ビックリハウスが復活する。「ビックリハウス祭」という名のもとに。「ビックリハウスなんて知らない!」という世代に、確実に新しいカルチャー・ムーブメントを引き起こしていったビックリハウスの熱いメッセージを伝えるために。

ビックリハウスのお膝元、パルコミュージアムで開催中の「ビックリハウス住宅展示場」というエキシビジョンを中心に、幻の「ビックリハウス131号」(※130号で廃刊)発刊、クラブクアトロでの「ビックリハウス大パーティ」と、そのお祭りは多方面からじわじわっと攻めてくる。

ビックリハウスのバックナンバーはカバーギャラリーとして展示されているほか、そのうちの 20 冊ほどはベンチでのんびり座って閲覧可能。だけど、残念ながらその他のバックナンバーは、入手困難(古本屋さんで探してね)。うーん、そうなると余計に見たい。

今から 30 年後の、日本の最前線で活躍する人たちを多く輩出できる雑誌なんて、いまの日本にあるのだろうか。本作りに携わる人間として、そんな雑誌をつくってきた人たちに、また、雑誌自体が持つ今も色あせることのないパワーにただただ羨望の眼差しを向けつつ、ビックリハウスの行く末に注目したい。

最後に。かつてビックリハウスの編集・デザインに関わっていた、イノリンさんが立ち上げた、「ビックリハウスアゲイン」という“ハウサー”のためのウェブサイトがある。“ハウサー”と呼ばれるビックリハウス・ジャンキーたちは、今も多く棲息していて、ここでは、当時の誌面をほんのちょっとだけのぞくことができる。

ビックリハウス住宅展示場
会期:2004年1月17日〜2月8日
会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート3 7F)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
http://www.parco-art.com

『ビックリハウス 131号』
価格:800円(税込み)
編集・デザイン:アタマトテ・インターナショナル
発行:パルコ出版

Text and Photos: Yuki Ishida from Web Designing

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