インターギア・ホンコン・パビリオン

PLACE


香港にとって、インターギア・ホンコン・パビリオンは、特別な存在である。それは何故か。香港という街において、緑化を進めることには限界があるからである。汚染された環境の中で生活する人々。この街で新鮮な空気を吸おうと思うことなど、無謀である。そのような理由で、インターギアは、特別であり、香港の人々が望むような、快適な生活ができる家を紹介しているのだ。

緑化と自然そのものの材料をフルに活用する、という原理で、デザイン、建てられた建築物に関するアイデアと、家庭から出されるゴミの量を最小限にする、という考えからインターギアは成り立っている。1996年にイギリスから始まったインターギア。インターギアの原理を活かし建てられた最初の集合住宅は、ウィルトシャーのチャーチルにある。

インターギア・ホンコン・パビリオンは、セントラルのタマーサイトで開催されている。2001年の11月から既に始まっており、1年間催される。ほぼ円形状のエキシビジョンエリア建っているパビリオンは、中2階にあるロビーがある、865平方フィートの家具付きアパートだ。入場料は一般が35香港ドル。学生、お年寄り、団体には割り引きがある。

ヘッドフォンをつけて、45分間のオーディオ・ビジュアルツアーに参加してみよう。17のエキシビジョンエリアからなるインターギアは、イントロダクション、アパートのデモンストレーション、スカイガーデンを紹介している。ロケーションナンバーをインプットすることで、それに関連したトピックの説明が始まる。また、音声によってツアー参加者のエキシビジョンに対するコメントを、1〜5の数字をインプットすることで集めることができる。インプットされたコメントをもとに作られた詳しい説明もついており、自動のインタラクティブ・ツアーそのものである。

あらゆる種類の汚染を最小限にするために、あらゆる素材で作られたこの建物。騒音公害を防ぐために、ブロックが利用されている。水道水はリサイクルされた後、トイレ用水として使われる。各階にはゴミ収集場所に通じているチューブが備わっており、それを通してゴミは集められる。ゴミ収集の過程で人の手が加わることは一切なく、ゴミから発生する悪臭を押さえる働きがある。

完全にコンピュータで管理されているこのビル。インターネットを通じて、住人は洗濯機、照明などの設備を操作できるようになっている。また、コンピューターを使って、アパートをモニターすることも可能なのだ。例えば、オフィスから、家にいる子供達がしっかり宿題をやっているかなど、インターネットを使ってチェック可能。アパートの安全性を高めるために、セキュリティーテクノロジーも搭載されている。

このようなアパートに住めたらいいな、と思う。しかし、一つ、私の頭によぎったものといえば、ハリウッド映画の影響が強いが、もしコンピューターシステムがテロリストによって壊されたらどうなるか・・・ということである。

Integer Hong Kong Pavillion
会期:2001年11月3日〜2002年12月31日
会場:Tamer site in Hong Kong’s Central district
TEL: +852 2596 9400 Fax:+852 2596 9419/9433
http:/www.integer.com.hk

Text: Mlee from Shellmoon
Translation: Sachiko Kurashina

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