DE LA GUARDA “VILLA VILLA”

HAPPENING

De La Guarda – Villa Villa」というショーを普通の演劇だと思っているなら もう一度考え直してみてほしい。ニューヨークでこのショーをまだ見ていないのなら、今すぐチケットを手に入れるべき。ダリル・ロス・シアターで上演された「De La Guarda – Villa Villa」は、間違いなく必見で見逃せないオフ・ブロードウェイイベントだ。


劇場に入ると他の演劇の舞台とは何かが違うことに気付く。ステージどころか客席もない。観客は暗くてむき出しのような、ステージも客席もない場所に詰め込まれる。そう、みんな立ったままでショーを見るのだ。

ショーはかなり詩的に、そして静かにスタートする。(「ショー」という言葉は最適じゃないかもしれない。僕らが今までに見たこともないような、ものすごくユニークなものだから。)場内の天井が徐々に星で埋め尽くされ、人の影が飛び交う。と、突然パフォーマーたちが天井をうち破って登場し、叫んだり大声で怒鳴ったりする。そこからショーが始る。全体を通してもそんな感じだ。

そう、ステージは観客の上のもの全てなのだ。パフォーマーは皆、天井にぶら下がっている。彼らは観客の頭の上を飛び回り、時には観客も彼らと一緒に飛び回る。
パフォーマーが観客の所まで降りて来て空中に引っ張って行く。観客がショーに参加し全体の雰囲気を生み出す役割を担っている。
このショーのファンキーなところは、観客が参加するようになったこと。昨年から引き続き上演されていて、回を重ねるごとに今の形になったらしい。何度も見に来ている観客もいて、ピックアップされたいが為に何度も足を運んでいる人もいる。

「De La Guarda – Villa Villa」には、決まったストーリーはない。 隠された意味もない。だが、ものすごく強烈な満足感を僕らに与えてくれる。このショーの強力なところは、今までに見たことがないようなものだということ。演劇であり、パーフォーマンスであり、アートであり、音楽なのだ。 「De La Guarda」を完全に表現、またはカテゴライズできる言葉はない。もし君がニューヨークに住んでいるなら見に行くべき。もう見たという人も、もう一度見に行くべき。

Text: Rei Inamoto From Interfere.
Translation: Mayumi Kaneko

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