サージュ

PEOPLEText: Kyota Hamaya

スプリガンの主題歌という話は大友さんからあったんですか?

そうです。たまたまだったと思いますが、私の2枚目のアルバムを聞いてみんなに聞いてもらったという話でした。「この人の声だったら合うんじゃないかな」っていう話で。もちろん最初私は、アニメの主題歌歌うのどうですかって聞かれて、子供の歌じゃないかな(笑)、日本でよく見るアニメの歌かと思った。クレヨンしんちゃんみたいなものを想像していて、これはちょっと違うんじゃないかなって。でも、大友さんを知って、曲を聞いた上でのお話だったので、私がやっていたことと少し近いと思って。また彼と逢って、エニグマみたいな曲を作りたかったって。「あ、それは私しかないよ!」って(笑)。で、相談しながら曲を書いたんです。

アルバムでは、「ふるさと」という日本の民謡をやってますよね。これはなぜ取り上げたんですか?

すごく残念なことに、日本の方みんな知っている曲なのに私は知らなかったです。今回一緒にやっているマスターマインドの二人がデモテープを持ってきたんですよ。最初、英語で歌っていた曲なんですよ。この曲すっごく落ち着いてる感じでなんかいいなって思って、これ誰が作った曲でなにを歌っているんですかって聞いたんですよ。「これはね、日本人誰でも知っている曲だって」「えっそうなんですか?」それで友達にこの曲知ってますか?って聞いてみたら「知ってますよ、ふるさとでしょ」歌詞の内容やテーマが私のアルバムに合っているので、同じ気持ちで歌いました。本当に大人になると一番懐かしい、一番感動できるのはやっぱり家だったり故郷でしょう。そういう気持ちで歌ったんですよ。

最近の中国はかなり変化が激しいと思うんですが、音楽でもかなり変化は感じられますか?

感じられますけど、ただ、私には向こうはまだまだなんですよ。それ言ったらすごい失礼なんですが。向こう良くはなっているんだけど、やっぱまだ遅い。まだ遅れている気がする。私日本にこなかったらここまで出来なかったです。

上海などでミュージック・ビジネスがすごい勢いで発達していると聞くのですが。

日本人はちょっと誤解をしていると思うんですけど、上海は日本のアーティストがよくコンサートやるんですよ。上海の方が経済とか伸びているのでよくやっているんだろうけど、音楽はやっぱり北京ですよね。でも向こう(上海)は、世界の話題になっている都市だからみんなコンサートやっていると思う。音楽は上海まだまだだと思います。

天安門事件以来、やはり自由に歌えないと思うのですが、その辺はどうですか?

はっきり言って中国の政治はまだまだ厳しい。私は、今日本にいるから自由にやってられる。もし向こうにいると、歌詞の審査みたいのがあるから。素直に歌うことは出来ない。もちろん前より良くなってる。どんどん良くなってるけどまだまだ。「この歌詞書くな」みたいなことけっこうあるから、ハードロックとかテレビ出られないですね。今もそう。
去年の12月11日に国主催のコンサートに出たんですよ。こんな髪ですから(金髪メッシュ)だから黒くしないと出られないよって。私わざわざスプレー持っていったんですよ。だから心配ないって。で、黒くして出たんですよ。ちょっとだけ茶色やブルーもだめ。普通のコンサートはいいです。でも国がやっているコンサートでは出られない。
まだ社会主義だからね。自分の気持ちはいい音楽が作れる環境はやっぱり日本ですね。自分の国じゃないところでやるのはつらい面も色々あるんだけど、ここで自由に音楽やれからすごく嬉しいです。

今後の予定を教えて下さい?

12月19日にアジア音楽祭に参加します。もっといい曲を作りたいという気持ちで一杯です、応援して下さい。


Saju / Realizing-living
価格:3,059円 (税込)
発売元:日本コロムビア
http://columbia.jp

Text: Kyota Hamaya

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