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香港正月映画ラインナップ 1998

THINGSText: Shinobu Koike

さて今年は、昨年よりも正月らしい映画が揃った感じです。毎年正月恒例の成龍(ジャッキー・チェン)、周星駆(チャウ・センチー)はもちろんのこと、周潤發(チョウ・ユンファ)もハリウッド映画という形で復活。さらに、007シリーズには楊紫瓊(ミシェル・ヤウ)がボンドガールとして登場しています。低迷を続けている香港映画に華やかさが戻ってくるか。

成龍(ジャッキー・チェン):「我是誰」(Who am I?)
アフリカロケなどもあり、毎年精力的に海外ロケを敢行している。前回の「一個好人」の評判は今一つだったけど今回はそれよりよいという前評判。

周星馳(チャウ・センチー):「行運一條龍」(The Lucky Guy)
周星駆の本領の笑いがここのところ空回りで今一つ盛り上がりに欠けていたが、今回はいかに。キャスティングは、今や、王菲と賞レースでトップを争う鄭秀文(サミー・チェン)、四天王を追い上げている若手アイドル陳暁東(ダニエル・チャン)、台湾出身で昨年の金像賞で新人賞を獲った舒淇、最近は自分で映画もとっている葛民輝などと正月風に豪華です。

周潤發(チョウ・ユンファ):「The Replacement Killers」 (血仍未冷)
「和平飯店」以後、發哥の久々の映画復活。ハリウッド映画ではあるけれども、ジョン・ウー監督の「face/Off」同様、香港ではハリウッドというより“周潤發”ということで注目を受けている。ハリウッドではアクション・スターと見られているようだけど、彼はドラマ、喜劇、そしてラブストーリーだってよいんだけどネ。ハリウッド進出のために必死で英語を勉強して今回の作品に挑んだということ。

楊紫瓊(ミシェル・ヤウ):「Tomorrow Never Dies」 (新鐵金剛之明日帝国)
香港の俳優・女優というとアクションというイメージが強いのでしょうか。彼女と張曼玉(マギー・チェン)、梅艶芳(アニタ・ムイ)が出演し、アクションがかっこ良かった「東方三侠」という映画がマギー・チェン出演のフランス映画「イルマヴィップ」に挿入されてました。そうゆうイメージあるんだなって思いまいた。楊紫瓊は確かにアクションができるので、外れているわけでないけれど、それ以外の役も勿論しています。昨年は「宋家皇朝」という歴史物大河ドラマ系映画に出演。

Text: Shinobu Koike

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