ショーディッチ

PLACEText: Nicolas Roope

今週、タイム誌である記事を見つけた。そこにはロンドンは今最も、刺激的でクリエイティブな街だとか書かれていたけど、残念ながらこういった情報は世界中の雑誌にすでに載っている。こんなのは画一的でつまんないよ。出版業界では最近のロンドンの盛り上がりぶりをさんざん盛立ててたけど、もう次の話題に移らなければならないだろう。ジャーナリストはいつも何か目新らしいことばかり追いかける連中だからさ。

ショーディッチが良い例さ。約3年前、シティのちょうど北側にあるロンドンのかつての商業地域、ショーディッチは変わり始めた。ビジネスと貿易の大部分は様々な理由で、この広くて安い商業スペース捨て、この地域から中心部へと移動していった。そして残されたこの地域にアーティスト達は、オフィスやエキシビジョンのための広いスペースを得るために大挙してそこへ移住したのさ。

すかさずコミュニティーが形成され、ホクストン・スクエアのファクタル・ノンセンス・ギャラリーでの故ヨシュア・コンプストンの例のように様々なプロジェクトが実現された。その頃、同じくホクストン・スクエアのベースクレフクラブの廃虚にブルーノートができ、ニンジャ・チューンの「サンデー・セッション」や、タルビン・シンの 「アノーカ」といったような有名なイベントが人気を呼び、世界で最もプログレッシブなスペースの一つとして、そのステイタスを確立していった。その後、新しいナイトクラビングを模索しはじめたグローバルヒップの急増に適応して、クラブ「The 333」が誕生したというわけだ。

最近のショーディッチはすこし違ってきたようにみえる。アーティスト達が安い家賃を好んだり、ジャーナリスト達が新しい発見求めているように、どの主要都市の若者達もカッコイイものを探し続けるだろ?この流れは、アーティストやジャーナリストよりも若者達が、その大きな変化の原因をつくっているのは明らかだ。
今では、クラブ、バー、カフェ、レストラン、デジタルギャラリーがオープンし始めた。そして、アーチスト達はまた移動し始めるか、とどまってまたもや悲惨な目に会うかだろうね。

Text: Nicolas Roope
Translation: Satoru Tanno

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