被爆70周年記念事業「トゥデイ・イズ・ザ・デイ:未来への提案」

NEWSText: Aya Shomura

Power Boy (Mekong)" 2011 Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE, © Apichatpong Weerasethakul

“Power Boy (Mekong)” 2011 Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE, © Apichatpong Weerasethakul

7月26日より、広島県のアートギャラリーミヤウチにて「トゥデイ・イズ・ザ・デイ:未来への提案」展が始まる。この展覧会は、ニューヨーク在住のアーティスト、平川典俊と元ホイットニー美術館館長のデヴィッド・ロスによる企画で、トゥデイ・イズ・ザ・デイ財団とアートギャラリーミヤウチとの共同主催で開催される。

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東日本大震災を通じて露呈した近代社会の理念の限界に直面している現在、世界各国のアーティストが「今」提示すべき作品を自ら選び、被爆70周年を迎えた広島の地で未来への肯定的なビジョンを示そうというものである。さらに、世界的に著名な現代アーティスト16名の出品作家のうち、8名の作家が新作やリメイクを予定しているとても貴重な展覧会だ。会期中にはオープニング・トークのほか、シンポジウム「ヒロシマ マニフェスト」も開催される。今だからこそ、アートを介した「今」を感じて欲しい。

参加アーティストは、ヴィト・アコンチ、ダレン・アーモンド、伊藤隆介、ジョーン・ジョナス、アート・リンゼイ、奈良美智、小沢剛、ピピロッティ・リスト、田中和美、照屋勇賢、リュック・タイマンス、ジャン=リュック・ヴィルムート、ビル・ヴィオラ、ヘンク・フィシュ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ローレンス・ウィーナー。

被爆70周年記念事業「TODAY IS THE DAY:未来への提案」
会期:2015年7月26日(日)〜9月27日(日) 
時間:11:00〜18:00(入館は17:30まで)
会場:アートギャラリーミヤウチ
住所:広島県廿日市市宮内4347番地2
企画:平川典俊(アーティスト)、デヴィッド・ロス(元ホイットニー美術館館長)、
監修:飯田高誉(キュレーター、元青森県立美術館美術統括監)
アドバイザー:岡本芳枝(キュレーター/国立広島原爆死没者追悼平和祈念館)
観覧料:一般800円、学生500円、高校生以下または18歳未満など無料
休館日:火曜、水曜日(9/22、23は開館) 
TEL: 0829-30-8511
https://miyauchiaf.or.jp

Text: Aya Shomura

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