つづくこと・なくなること・くりかえされること 2008

NEWSText: wakana kawahito

八百万(やおよろず)の神々が島根県の出雲地方にお集りになる旧暦10月、「神在月(かみありづき)」に出雲神社から徒歩5分の「手錢記念館」で現代美術の展示が開催される。

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11月8日から12月8日まで開催される「つづくこと・なくなること・くりかえされること」は開館から15年を迎えた手錢記念館が2008年新たに企画し、今後継続して行う活動。身の回りにあるこれからも伝えられていくこと、失われていくもの、循環していくことについて考え、言葉を交わす場所を作りたいという思いからスタートしている。

2008年のタイトル「イズモニオクミ」は高木久美が自身を女性芸能者として阿国に自らを重ね合わせると同時に、高木氏の作品自体が肌色のラテックスゴムなどを使用した、細胞、管、筋肉等、身体を想起させる「置く身」であるということを示しているが、何よりも出雲の国の住民にとっては、自身が「出雲に置く身」であることを考える機会になることを願って付けられている。

展示の他、ワークショップやシンポジウム、コンサートなどイベントもたくさん開催予定だ。

「つづくこと・なくなること・くりかえされること 2008」
会期:2008年11月8日(土)〜12月8日(月)
時間:9:00〜16:30(火曜定休)
会場:手錢記念館/家屋及び庭園 
住所:島根県出雲市大社町杵築西 2450
入館料:大人 500円 (手錢記念館入館料とセット券:1000円)高校生以下 無料 
TEL:0853-53-2000
https://www.tezenmuseum.com

Text: wakana kawahito

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