あいちトリエンナーレ 2016
松原慈《接触化石》愛知県美術館 Photo: 服部浩之
もう一つ土に関する作品で、松原慈が盲学校の子どもたちと粘度で形を作るワークショップを行い、そこで生まれたという小さな形にテキストが添えられているものがあり、とても気になる作品だった。
アリ・シェリ《断片》愛知県美術館 考古学的なものについてのインスタレーション
博物館のような雰囲気のする展示がどの会場にも一つはあった。フランスとドイツの考古学研究所と共同で研究を行っているアリ・シェリ(フランス)の作品《断片》もその一つで、フェスティバルのテーマになっている「創造する人間の旅」という言葉がぴったりくる感じがした。
イグナス・クルングレヴィチュス《尋問》水上ビル(水上ビル会場) 文字と色と政治についての作品
イグナス・クルングレヴィチュス(ノルウェー)は音響的かつ視覚的なインスタレーションや、音、ビデオによるプロジェクトを発表している作家。他にもクリス・ワトソン(英国)のいきものたちの音の作品、キオ・グリフィス(米国)の聴覚的言語の作品、小杉武久の声が聞こえるインスタレーションなど、文字、言葉、声、音などを使った展示が多いのも今年の特筆すべき点だろう。
菅野創+やんツー《形骸化する言語》愛知県美術館 様々な国の文字をコンピュータに覚えさせる作品
続きを読む ...
【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。