エディター・マーケット
PLACEText: Celeste Najt
ブエノスアイレスの繁華街はとても魅力的。おそらく昔の趣を最も残している地域と言えるだろう。それが、新しいデパート「エディター・マーケット」がこの地域に誕生した理由と言っても過言ではない。エディターは、コリエンテス通りとサンマルティン通りに位置する1943年のラショナリズム(合理主義)の建物を利用している。デパートをよく利用する旅行者には、ぜひこのブエノスアイレスの全く新しい冒険のようなデパートに注目して欲しい。かつてハロッズ、ガテ・イ・シャベス、カーサパラティのような大きなデパートが立ち並んだ時代もあったが、いずれにしろ、そう長くは続かなかった。
エディターができる以前は、何か買い物をする際には2つの選択しかなかった。衣類やインテリアなどを選ぶために最適な店を求めて街を歩くか、いつも希望にかなう買い物ができるとは限らないが、全てが揃うショッピングモールへ行くか。これは簡単だが面白い方法は言えない。エディターを手掛けたのは、今やアルゼンチンのメジャーブランドとなったマリア・シェールやA.Y.ノット・デッドなどを手掛ける起業家ガブリエル・ブレナー。
© Javier Agustin Rojas
エディターが提供するのはアイコンを使いマルチカテゴリー化された、トレンドを生み出し発信するユニークなショッピングの時間。常に流動的で、進化し続けるダイナミックなスペースで商品を販売している。また、ここでは革新的に統合したデザインと技術を用い、オンラインとオフラインの双方からアプローチするプロジェクトが、レディース、メンズ、インテリア、ビューティー、キッズ、ホビー、カフェなど各カテゴリーのエキスパートたちが精選したユニークで特色あるセレクションで創り上げられている。
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