ブロンド・レッドヘッド
PEOPLEText: Victor Moreno
アラン・モールダーとの共作をしたときのことについて教えて下さい。
彼は本当に素晴らしいね!思っていた以上だった。彼のところに曲を持っていったんだけど、ちょっとしたところを変えるだけで良くしてくれたんだ。彼はとても細かい人で、「何についての曲なのか」とか「なんでこの曲を書いたのか」とかエモーショナルな部分を大事にするんだよ。彼も今までに沢山のプロデュースをしてきて、彼にとってもそこを深堀りすることが大切なんだと思う。とにかくインプットを沢山する人だね。
今回のアルバムでは、スウェーデン人のヴァン・リヴァースとザ・サブリミナル・キッドがプロデュースに関わっているということですが、どういう経緯だったんですか?
たまたまだよ。フィーバー・レイがニューヨーク でライブをやっていたんだ。そこで彼らと話をして、一緒にお茶することになったんだ。僕たちの曲「ヒア・サムタイムズ」の話をしている中で何か一緒にできそうな気がしたんだ。アランはアルバム全体のプロデュースをしてくれて、ミキシングもやってくれた。
バンドとして、どのようにこのアルバムを作っていったのか教えて下さい。
いつも小さなアイディアから始めるんだ。アメデオが作曲をしたり、アイディアを録音してきたり、シモーヌと一緒にリズムを考えたりハーモニーを考えたりする。カズがその後メロディをブラッシュアップしていくんだ。
歌詞は誰が書いているのですか?
アメデオとカズ、どっちも書くよ。カズは自分で唄う曲は自分で書くんだ。
アルバムに入っている「オスロ」や「スペイン」は何についての曲ですか?
僕らは、自分たちの中にある言葉から仮の曲名をつけるんだよ。単に曲を整理するためだけにタイトルをつけるんだ。
今のヨーロッパツアーが終わったらアメリカで、2011年まで忙しそうですね。
なかなか大変だよ。睡眠はバスの中でとってる。ただ、アメリカはヨーロッパよりは楽そうだね。道も広いし、全てがまっすぐな感じ。ツアーはずっとバス移動が続くから12月まで家には帰れなさそうだね。
アメデオはイタリア出身ですよね?いつアメリカへ来たのですか?
そうだよ。20代にみんなでニューヨークに引っ越したんだ。
カズは日本出身ですが、故郷はどこですか?
京都です。
2011年、日本での活動の予定はありますか?
もちろん!1月後半にどこかでやるよ。その後はオーストラリアでもツアーをする予定。
Text: Victor Moreno
Translation: Tatsuhiko Akutsu
Photos: Victor Moreno
