カタリーナ・グシュウェントナー展「ダス・エルステ・マル」

HAPPENINGText: Jorg Heikhaus

いつものように、ハンブルグの港と河口の側に位置するファインクンスト・クルーガー・ギャラリーでのオープニングは、アートの熱狂者たちで溢れていた。今回は、ギャラリストのラルフ・クルーガーが、カタリーナに作品展示以上のことを自由にさせた。彼女は、ほとんど全ての自然の光を遮る程、窓にデザインしただけでなく、ガラスペインティング「ダス・エルステ・マル」の背景として、大規模な形のペインティングを壁にも施した。

このことが、ほぼ3次元のペインティングからストーリーを広げることを可能にし、そして来場者を統一する環境を作り出した。作品は、とてもカラフルで、強いアウトラインが生きているのだが、彼女のスタイルの調和は、皮肉とは対照的で、時にとても人間的で個人的なドラマを辛辣に描写する。

ファインクンスト・クルーガーは、6年以上の間、ハンブルグの新しいアートのための最も面白い場所の一つとされてきた。この展覧会の後11月には、良く知られた国渣的なアーティスト、ジム・アヴィニヨンが続き、12月3日には、ギャラリストのラルフ・クルーガーが、これまでここで展示を行った全てのアーティストによる巨大なグループと共に、第50回目の展覧会を祝う。カタリーナもここに戻ってくるので、今回「ダス・エルステ・マル」を見逃した人もここで見る事ができるだろう。

Katharina Gschwendtner “Das erste Mal”
会期:2005年10月8日(土)〜29日(土)
会場:Gallery Feinkunst Krueger
住所:Ditmar-Koel-Strasse, 20459 Hamburg
TEL:+49 (0)40 3179 2158
https://www.feinkunst-krueger.de

Text: Jorg Heikhaus
Translation: Yurie Hatano
Photos: Courtesy of Gallery Feinkunst Krueger

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