パリ 2002
PLACEText: Aki Ikemura
ヨーロッパのユーロ加盟国では、この1月1日から、本格的に共通通貨ユーロを導入。まずは銀行のATMマシーンへ行って、初めてのユーロ札を手にしてみた人は多いはず。旅行者には便利だろうけど、住人にしてみればその反対で、ちょっとした買い物をするのにも、とまどい気味。11フランのカフェがいきなり2ユーロということで13フランに値上げしていたり、今までの最小値コインは5サンチームだったのがその下に2と1サンチームなんてできてしまったので、硬貨がいっぱいたまってしまうとか、今のところ、ユーロについてはいいことは何もない…。その他、2002年は、フランスでは週35時間制が全ての会社に適用される年でもある。
そんな記念すべき? 2002年が明けて早や1ヶ月。1月17日には新しいアートセンター、プラトーが19区にオープン。(しかし、今回のショウは4日間だけで、本格的なオープンは3月の予定。)ポンピドゥー・センターでは、デザイナーズ・リパブリックがビデオプロジェクション+講演をしたり、同センターでは現在、毎年恒例の「ビデオダンス」も開催されている。と、色々なイベントが目白押しのパリ。
中でも、一番の話題は、一年前からプレイベントなどをして宣伝してきた、パレ・ド・トーキョーがオープンしたこと。この長い間沈黙ー閉館していたが改装オープン、内装はもちろんのこと、内容も一新して再スタート。工事中のままのような内装が美しい。オープニング企画として、1月22日から26日までの5日間無料で開放した。
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Text: Aki Ikemura