NIKE 公式オンラインストア

パリ 2000

HAPPENINGText: Julien Villaret

ギャラリー巡りの最終地は、ポンピドゥー・センターのフランス国立近代美術館。中では、インディペンデントアート誌「パープル」が、アーティストを集めて抽象と感覚をテーマに展覧会を作り上げていた。.

50以上にも及ぶ写真やビデオ、音楽、インスタレーション作品が展示され、日本人映画監督、北野武のポエトリーに満ちた作品や、佐内正史の魅力的な作品等、オリジナルなものを見ることができた。


数多くのアーティストが素晴らしい作品を発表していて、マリア・フィンのミステリアスなドローイングやジェレミー・ブレイクの哲学的なビデオ、ダイク・ブレアのカーペットインスタレーション、アンドレア・ジッテルのコケ岩作品などが印象的だった。共通のフォームに留まらない特別な展覧会で、普段とは全く違ったアーティストの姿勢を垣間見ることができた。



この夏フランスの地方で開催された大規模な展覧会も確かに素晴らしいが、その目的は、多くの観客を動員することにある。少なくともアートとコンテンポラリー作品に関しては、パリもまだまだ重要な場所だということを再確認できた。天気のいい日に出掛けてみよう。

Text: Julien Villaret
Translation: Mayumi Kaneko

【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
葛西由香
MoMA STORE