藤谷康晴 個展「ドローイング一族・現代の歌舞伎者たち」

NEWSText: Ayumi Yakura

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© Yasuharu Fujiya

クロスホテル札幌クラークギャラリー+SHIFTのコラボレーションで展示を行う「まちなかアート・クロス・エディション」の第25弾として、札幌を拠点とする現代の絵師、藤谷康晴が、写楽の「大首絵」へのオマージュとして描いた新作を中心とする個展が、クロスホテル札幌の2階フロアにて7月5日から9月30日まで開催される。

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デジタル・テクノロジ-が進化を遂げ、現実空間に混在していく近未来では、「虚構との対峙」が現代人の新たな課題となる。しかし、日本人は古来より、実体以外の物の存在を認識する精神文化を持ち、浮世絵や漫画など、平面的でダイナミックな視覚表現を生み出してきた。藤谷は「虚構を幻視」する事を現代の絵師のあり方として、2007年頃から日本古来の八百万(やおよろず)の神々の思想をもとに、目に見えない存在・生き物・神々や魔物達をドローイングする活動を行い、国内外で発表している。

新作シリーズ「ドローイング一族・現代の歌舞伎者たち」は、藤谷が写楽の大首絵から、様式美に陥った他の絵師による役者絵にはない「存在のリアリティ」を感じ、そして同作が、既定の概念(役者絵で、実在の人物で、当時の風俗の記録である)の中だけで認識されがちな現状をアップデートする為、写楽の大首絵にドローイングで過剰な虚構性を増幅し、新たな人物群として現代に再登場させる事で「存在のリアリティ」を抽出。本展では、新作シリーズと合わせて、藤谷によるこれまでの画業の一部も紹介される。

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藤谷康晴 個展「ドローイング一族・現代の歌舞伎者たち」

会期:2017年7月5日(水)〜9月30日(土)
会場:クロスホテル札幌 ロビー・ミートラウンジ
住所:札幌市中央区北2西2
主催:クロスホテル札幌(企画課 011-272-0051)
キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT
協力:まちなかアート
http://www.crosshotel.com/sapporo/

Text: Ayumi Yakura

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