「SH」© 硬軟, 2017年, 300 x 226 mm

屋外でのパフォーマンスを素地として「参加型アクト」と称するイベント形式で作品をつくりあげていく三人組アートグループ「硬軟」による、速記に注目した展覧会「トリプルショートハンド」が、東京の「eitoeiko」（エイトエイコ）にて5月20日から6月10日まで開催される。

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日本の現代美術史に足跡を刻むハプニングなどの先行作家に敬意を払いつつ、作品を通じて近世・近代美術にまで遡り、現代美術をめぐる状況を比較検証していく彼らのスタイルは、芸術が記録し継承されるメディアであることを再認識させつつ、鮮やかに歴史を裏切ってみせる勇敢さを持ち合わせている。

本展では、メンバーが会期中に速記技能検定を受験。符号を用いて法廷などの発言を記録する方法として世界各地で発達した速記術は、ポロックやサイ・トゥオンブリーなどによってアートの分野に取り入れられたが、極限まで抽象化された暗号めいた曲線の羅列に挑む硬軟流の解釈が披露される。

硬軟「トリプルショートハンド」展
会期：2017年5月20日（土）〜6月10日（土）
時間：12:00～19:00
オープニングパーティー：5月20日（土）18:00〜21:00
休廊：日・月・祝日
会場：eitoeiko
住所：東京都新宿区矢来町32-2
TEL：03-6873-3830
ei@eitoeiko.com
https://eitoeiko.com