サウンド・ライブ・トーキョー 2015

NEWSText: Aya Shomura

Ken Jacobs "Nervous Magic Lantern", Photo by Massimiliano Donati

Ken Jacobs “Nervous Magic Lantern”, Photo by Massimiliano Donati

芸術文化の振興と国際交流を目的として活動するPARC-国際舞台芸術交流センターが、第4回を迎えるジャンル横断型アートフェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」を2015年10月2日から12月23日まで開催する。

MoMA STORE

音と音楽へ反時代的にアプローチする作品やアーティストを紹介する、コンセプチュアルなプログラムが特色。参加アーティストはミュージシャンのみならず、前衛演劇、実験映画、現代美術の分野で活躍する、新人から80代のベテランまで多彩な顔ぶれ。越境を恐れない、どん欲かつ高感度の観客が集う、注目のフェスティバルだ。

プログラムは、ジョン・ケージ「4分33秒」とその続編「0分00秒」、そしてそれらの無数のヴァリエーションへの応答として灰野敬二が40年間温めていたという初の作曲「奇跡」。異端の作曲家ジャチント・シェルシと伝説のソプラノ歌手、平山美智子の共同作業で作曲された、20世紀最大の歌曲とも言われる「山羊座の歌」。82歳にして今回22年ぶりに来日する実験映画作家、ケン・ジェイコブスによるライブ上映パフォーマンス「ナーバス・マジック・ランタン」など全6プログラムで、いずれも非常に興味深いコンセプトと作品ばかりである。

Sound Live Tokyo 2015
会期:2015年10月2日(金)~12月23日(水・祝)
会場:草月ホール、スパイラルホール、SuperDeluxe、シアター・イメージフォーラム
主催:PARC 国際舞台芸術交流センター
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
TEL:03-5724-4660
https://www.soundlivetokyo.com

Text: Aya Shomura

【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
MoMA STORE