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マイナスアート展

NEWSText: Aya Shomura

minusart

8月1日より、帯広市内各所にて帯広コンテンポラリーアート「マイナスアート展」が開催される。今を生きる私たちの現状を見つめ、過剰や無駄、失ってしまったものなどについて考察するため、廃屋をアート空間として再利用し、表現することをコンセプトに据えた展覧会だ。

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マイナスとプラスは振幅して常に互いを内包しており、マイナスに目を向けることは、プラスへの方向を探ることでもある。本展では、廃業したホテルの客室、廊下、階段、屋上、機械室などさまざまな空間に作家が入り込み、マイナスをイメージするもの、あるいは事柄などに光をあてた立体、平面、インスタレーションなど既成の概念にとらわれない自由な表現を展示。「私たちの周りにはモノや情報があふれ、一方では地方が疲弊し多くのものが失われている。ちょうど良い幸せはどこにあるのか」を問いかける内容となっている。参加作家には、カウパレード・ニセコにも出展中の小林俊哉、関口雄揮記念美術館で「ホワイト・コレクション」を展示中の澁谷俊彦や白濱雅也、赤坂真一郎など約50組が参加。

会期中には、様々なパフォーマンスやワークショップのほか、市内各所でのライブペインティングも開催される。帯広市は、最近オープンした自家製酵母のベーカリーのほか、人気の小麦全粒粉のふすま(ブラン)を使用した食材を扱う店舗をはじめ、十勝発の食も充実した地域。帯広で、様々な角度から「今」と「未来」を想像してみてはどうだろうか。

帯広コンテンポラリーアート「マイナスアート展」
会期:2015年8月1日(土)〜30日(日)
時間:会場による
オープニングパーティー:8月1日(土)17:00〜
会場:十勝サロンANNEX(帯広市西2条南10丁目20)、駅北多目的広場(帯広市西2条南11丁目)
主催:帯広コンテンポラリーアート実行委員会
TEL:090-8908-3473
https://tokachiart.jp/minus-art

Text: Aya Shomura

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