丹羽誠次郎「ザ・ウェイ・オブ・メンディング・ホールズ」

NEWSText: Satsuki Miyanishi


© Seijiro Niwa

絵画の限界部分と人間の視野の端をテーマとした、写真および立体作品を制作し続けるアーティスト丹羽誠次郎の展覧会がICNギャラリーで5月2日から25日にかけて開催する。

MoMA STORE

展覧会は、彼の最新の平面、立体作品を展示する。『わたしはわたしのいる世界の中にふくまれているはずなのに、わたしの見ている世界にわたしはいない。わたしはわたしの見ているこの世界の欠損部分として、もしくは余剰の部分として存在しているのではないか。わたしの見ている世界を美しく完璧なものに仕立てるためには、わたしは見ることを止めなければならないだろう。そして、世界を見ることを止めたわたしの眼前にもまた、美しい虚無の世界が広がるはずだ。』

5月4日の14時から開催されるアーティストトークでは、「フレーム&ピクチャーストーリー(額縁と絵の話)」と題して、絵画作品の周囲を枠取っている額縁に焦点をあて、絵画の額縁の成立過 程やその後のデザインの変遷を、内側に表されている絵画の空間表現 やそれが展示される場所との関係から読み解いていく。

Seijiro Niwa “the way of mending holes”
会期:2013年5月2日〜25日
時間:12:00〜18:00(土・日曜日17:00まで)
休廊日:月曜日
会場:ICN gallery
住所:96-98 Leonard Street, London EC2A 4RH
TEL:+44 (0)20 7729 7977
https://www.icn-global.com

Text: Satsuki Miyanishi

【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
MoMA STORE