ゴールドスミス現代美術センター

PLACEText: Mike Sullivan

世界をリードする芸術大学とターナー賞を受賞した前衛的な若き建築集団、そして19世紀の銭湯を結びつけるとどうなるか? その答えは、ゴールドスミス現代美術センターにある。


© Goldsmiths Centre for Contemporary Art

屋上に象徴的な巨大彫刻が置かれた、ベン・ピムロット・ビルディングとして知られるゴールドスミス大学。大学内のスタジオとして利用していた元銭湯だった建物を、ゴールドスミス現代美術センターとして2018年9月に新たにオープンした。設計を手掛けたのは建築集団・アセンブル。2010年に結成されたアセンブルは、2015年にターナー賞受賞歴を持つアーティスト・デザイナー・建築家から構成されたコレクティブだ。


© Assemble

建築は古い要素と新しい要素が混在し、ユニークで独特な雰囲気を持っている。ディケンジアン(ビクトリア朝時代を舞台としたイギリスのミステリードラマ)のキャラクターが登場しそうな、銭湯を象徴する長い煙突はそのままに、建物の上部中央には現代的な窓を加えた。入口上部は、建物自体の素材と融合するよう、波型のセメントボードで覆った。


© Assemble

ギャラリー内は、一般的なホワイトキューブではなく、鉄製の巨大貯水タンクを展示スペースにするなど、いくつかの空間が入り組んでおり、突如現れる巨大パイプ類が、スチームパンクな雰囲気を醸しだしている。アートがどこから始まり、建物がどこで終わるのか、来場者は迷宮に迷い込んだように感じるだろう。

Goldsmiths Centre for Contemporary Art
開館時間:11:00〜18:00(木曜日20:00まで)
休館日:月・火曜日
住所:St James’s, New Cross, London SE14 6AD
TEL:+44 (0)20 8228 5969

http://goldsmithscca.art

Text: Mike Sullivan

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