コンセプトショップ

PLACE


ベルリンの好きなところは何だろう?西?東?あるいは、この街特有のタフなところ?ラフなところ?貧困問題が深刻でないのは、とても幸せなことだけど、ベルリンには本当の都会ならではのライフスタイルが潜んでいることは本当だ。ベルリンに根付いている、反抗的な姿勢とか、自分のことは自分でやれ的な姿勢に感謝しなければいけないのかもしれないし、もしかしたらあなたが直面している問題が集まっている場所なのかもしれない。今回はこの衝突について考えてみようと思う。

このデザインや生活そのものを含めた状態を見極めるためには、第三者の意見も重要だ。ベルリン以外の街に住む人は、どのようにこの街を見ているのだろうか?

アムステルダムに住む友人は、ドイツとオランダがまるで世界の反対側の国のように違うように思えると言う。しかも、とりわけベルリンはドイツ国内でも異様な存在に映るそうだ。意見は言うけど、行動に映さないのがドイツ人。しかしこれは、ロッテルダムに住む人々にも共通することらしい。冒険心に欠けるという要素が、例えばドイツの広告、マーケティング、キャンペーン、デザインなどで見ることができる。確かに作品的には良いけど、斬新ではないし、鋭い切り口も感じられない。かつては、デザイン、建築、ファッションなどで輝かしい歴史を気付いてきたドイツだが、その姿も今いずこ状態と化してしまったのだ。

夢に向かって努力しているのは、みんな同じ。しかし、経済的な問題が、その夢の前途に立ちはだかっているのがロンドンだが、この状況はベルリンでは見られないのではないか、というのは、ロンドンに住む友人の見解だ。夢への健全なコンペティションの場があるのはいいことだけれども、攻撃的な釈然としない要素になりうることもありえるのだ。

ベルリンの街が今すべきこと。それは、クリエイティビティ、カルチャー、そしてナイトライフをさらに活気立たせること。それには良いデザインが必要だし、もう少し色付けることも大切だ。そして僕が感じているのは、良いアイディアにはお金や、企画の実行に必要なコストが必要ない、ということだ。それが今、ベルリンが抱えている問題解決への糸口となるのではないだろうか。

Concept Shop
住所:Iic! Berlin Showroom, Max-Beer-Strasse 17,, 10119 Berlin
‘Concept Shop’ was a project from Johannes Buss in collaboration with Saskia
Draxler and Sebastian Schlicher

Text and Photo: Paul Snowden from Redesigndeutschland
Translation: Sachiko Kurashina

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