八谷和彦 エアボード起動実験

HAPPENINGText: Akira Natsume

「バックトゥザフュ−チャー2」に出てくるようなスケートボードを本当に作っちゃう試み。

9月4日、5日の2日にわたって、京王線沿線上の下高井戸駅、ギャラリー・ART倉庫で、八谷和彦氏のエアボード起動実験がおこなわれました。エアボードは、「バックトゥザフューチャー2」に登場した反重力で浮くエアボードを実際にジェットエンジンを使って作ってしまおうというアートプロジェクトです。

これまでにも、このプロジェクトでは、ジェットエンジンを点火して、エアボードを浮かせるα版の発表があり、今回はそれを経て、実際に浮いたボードに人が乗るβ版のテストとなりました。
起動実験は実際の所数分以上できないらしく、トークショウ、ミニライブ、起動実験とけっこう充実したプログラムになっていました。4日はあいにく、雨がぽつりぽつりと降っていて、出かける日にはあまりよくない天気でしたが、都築恭一、住倉良樹、八谷和彦のトークショーから始まり、ゴージャラスのミニライブと飽きる暇もなく、テンションは上がり続け、本番の起動実験へと流れていきました。

これがエアボードだ。塗装は、バンザイペイントによるもの。トークショウに出席していた中村哲也氏の最も早い形をイメージした作品にバンザイペイがペイントするコラボレーションがあるらしい。
α版では、エンジンを2個付けていたがβ版で一個に改良し直し、耐高熱用のスカートが付けられている。

八谷氏は、しきりに「これは起動実験であり、危険です。」と話していましたが、これをみて危険じゃないと思うやつは、頭のどこかが抜けている。いつ爆発してもおかしくないものが、ジェットエンジンで浮かぶ、それに人が乗って滑る。そう考えるだけで、頭の中を変なスピード感が突き抜けていきます。

緊張が走る中、掃除機のようなもので、空気を送り込んで点火します。何度かの失敗をへて、少しずつかかりだすと、ジェットエンジン特有のものすごいノイズがうなりを上げ出します。おもわず身の危険を感じてか、足が半歩下がってしまいました。そして、エアボードの銀色のスカートに浮力が集まり出し、高熱のエアボードをステージの床に置くと、本当に浮かび上がるじゃないですか!(10センチ弱)。

周囲は、油煙の猛烈な匂いと、高温に包まれ、いやがおうにも盛り上がる興奮の中、スタッフと八谷氏はエアボードに乗りだそうとします。何度かエアボードに足をおき、乗り心地を確かめて両足をエアボードに置く!

実際、浮かんでるんですよ人が、ジェットエンジンを使ったエアボードで。前へ進む推進力は実際のスケートボードと同じく足で蹴るらしいのですが、(ジェットエンジンが付いているそんなヤバイものを足で蹴ろうとするか普通!?)

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