イザベル&アルフレド・アキリザン展「住む:プロジェクト—もうひとつの国」
NEWSText: Satsuki Miyanishi
金沢21世紀美術館にてフィリピン出身のイザベル&アルフレド・アキリザンによる展覧会「住む:プロジェクト—もうひとつの国」が、8月3日から11月10日にかけて開催される。
「In-Habit(住む)」は、生産―消費の流れを示すダンボールを使って作る「家」を積み上げた、壮大なインスタレーション作品。この作品は、ボルネオ島サバ州海岸部一帯を拠点にして、船上または海の浅瀬に高床式住居を構え、一生を海の上で暮らす漂海民バジャウ族の人々を参照している。バジャウ族はグローバル化の波を受けて、近年その暮らしぶりに変化が見られると言われている。
今回のプロジェクトは、地域の人々がバジャウ族の人々の暮らしに思いをはせながらダンボールで家を作り、それらが作品の一部として展示される。 また、関連イベントとしてアーティスト・トークや美術館の近隣にあるアートスペースや金沢市内の学校などでも家作りのワークショップが行われる予定。
イザベル&アルフレド・アキリザン「住む:プロジェクト—もうひとつの国」
会期:2013年8月3日~11月10日
時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
休館日:月曜(月曜日が祝日の場合は翌平日。8月12日は開場。)
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1丁目2-1
TEL:076-220-2800
https://www.kanazawa21.jp
Text: Satsuki Miyanishi
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