現代彫刻家、ジャン＝マリー・フィオーリが、上海のギャラリー・ドゥモンテールと協力して、動物をモチーフにしたアートを新しい角度から捉える展覧会を行っている。この展覧会は８月末まで開催される。

フィオーリは1952年にフランスに生まれ、パリを拠点に活動している。絵画、壁画、彫刻という分野を長年研究し、多くのプロジェクトを完成させてきた彼は、20年の活動を経て現在は彫刻に焦点を絞り、建築と彫刻の自然な融合を探求し続けている。フィオーリの作品は、フランスではギャラリー・ピエール・M・ドゥモンテールに所蔵されており、他のヨーロッパやアメリカ、アジアや中東では個人のコレクターたちに世代を超えて所有されている。

あなたは大変豊かな芸術的経験をお持ちですが、どの分野が最も好きですか？ 彫刻ですか、それとも絵画ですか？

はじめのうちは絵画でした。けれど私は絵画で自分の満足する方法を見つけることができなかったのです。それから徐々に彫刻に移っていきました。しかし色彩を捨てられませんでした。おそらく私が最も好きなのは彩色した彫刻だと言えるでしょう。立体と色彩の結合は素晴らしいのだと、私のこれまでの経験は言っています。また、動物の形を創作することで私自身の想いをより表現することができるのです。

中国の人たちはあなたの作品に親しみを感じるようです。あなたが素材に用いる青銅や白大理石が、秦朝時代の青銅器や、漢の煉瓦や石と通じるからでしょう。あなた自身は、中国芸術に興味がありますか？

もちろんです。中国芸術を無視できる人間などいません。上海では美術館に何日も通い、展示館に飾られた美しい銅の作品から大きな刺激を受けました。

ひとつの作品を創るのにどのくらい時間がかかるのですか？創作する際の変わった癖などありますか？

どのくらい時間がかかるかは一言では言えません。数日のときもありますし、数ヶ月かかることもあります。また、過去に３年間ひたすら一つの複雑な作品を創作し続けたことがあります。変ですか？私はただ創作以外の他の仕事をしたくないでだけなのですよ！