ヘンク・フィシュ 個展「耕された土地の端で」
近年アジアでも活躍の場を広げているオランダの美術界を代表する彫刻家、ヘンク・フィシュによる個展「耕された土地の端で」が、5月25日から7月14日まで、ワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。
オランダ出身のフィシュは、人間を想起させる独特な形態をもつ彫刻作品の制作を中心に、「不可視であるもの」に対する問いかけを続けている作家。詩を綴るような深い思索を制作の起点とし、そこから導き出された様々な思考の様相を作品を通して象ることで、知覚の可能性を物体として表現している。
本展の中心となるのは2018年に制作された新作彫刻12点で、彫刻の周囲には、フィシュ作品のもうひとつの側面である詩的なドローイング約20点が並べられ、独立した物体ともたらされた空間との相互干渉、そして関係性の複雑な折り重なり合いが魔法のように産み出される。
日本での展覧会は、2012年以来6年ぶりの開催となる。また、同時発売予定のドローイング作品によるアーティストブック「HENK VISCH drawings : I hope everithing is good」には、親交の深い奈良美智との交換書簡も収録される。
ヘンク・フィシュ個展「耕された土地の端で」
会期:2018年5月25日(金)〜7月14日(土)
時間:11:00〜19:00(日・月・祝日休廊)*5月26日は22:00まで延長営業
会場:ワコウ・ワークス・オブ・アート
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
TEL:03-6447-1820
後援:オランダ王国大使館
http://www.wako-art.jp
Text: Editor
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