北海道クリエイティブの今を発信する文化複合施設「ミュージアム」のスタッフが、１階のファッションを中心としたライフスタイルデザインのセレクトショップ「ミュージアムストア」、北海道のアーティストグッズやCD・書籍などの商品を取り扱う「スーベニア北海道」、そして２階の北海道唯一の現代アートのコマーシャルギャラリーである「クラークギャラリー＋SHIFT」から最新情報を毎月セレクト！ミュージアム限定イベントなどのお知らせもあるのでお見逃しなく。

カミシマチナミ／イエロー「ぐるもくウール」
空想のストーリーを展開させたオリジナル・プリントのクリエーションが毎シーズン楽しみな北海道発ブランド「カミシマチナミ／イエロー」。今期のプリント”ぐるもくウール”は、寝ても覚めても頭の中で湧き上がるアイディアが、もくもくと雲のように広がっていき、ぐるぐると渦のように考えあぐねる様子を描いたという独創的なデザインだ。そのダウンコートは、チャコールグレーとライトグレーの二色展開で、防寒という機能面でもアウトドアウェアにひけをとらない素材を使用している。また最大50％オフとなるセール開催中で、新商品も多数入荷しているのでこの機会にぜひ手に入れてみては。

ヤマオカ 新譜「タイム・トゥ・タイム」
2014年はじめオランダのDatabloemからCDアルバムをリリースしたテクノユニット「Yamaoka」（ヤマオカ）のCDアルバム「Time to Time」の日本発売を記念して、ミュージアム・エクスクルーシブでも取扱がスタート。ヤマオカは1996年 KKrecords(belgium)との契約後、国内外のテクノ・エクスペリメンタル系のレーベルから30タイトルの12インチシングル、CD・LP・CD-R・Cassなど20タイトルを超えるアルバムをリリースする一方、2012年 自主レーベル“Yamaoka Discs”としてレーベル活動を展開してきた。2015年には、ヨーロッパからミニアルバム１枚、２枚組のフルアルバムのリリースが予定されている。「Time to Time」店頭価格：1,300円（税別）。

文月悠光 第二詩集「屋根よりも深々と」
詩人、文月悠光（ふづきゆみ）の詩集「屋根よりも深々と」がスーベニア北海道に入荷した。高校在学中に第46回現代詩手帖賞を最年少で受賞、初詩集にして第15回中原中也賞、第19回丸山豊記念現代詩賞を受賞した「適切な世界の適切ならざる私」に続く、待望の第二詩集。「詩は紙の上に在るのではなく、日常の中で心に芽生えるもの、目撃してしまう一つの現象だと思う。詩が好きだからこそ、変わっていくことを恐れずにいたい」とあとがきにあるように、改めて言葉に出会いなおし、詩的身体を跳躍させる一冊だ。価格：2,000円（税別）、四六判並製／114ページ。

To regain the irreparable -magnolia-, Toshiya Kobayashi, 2014, 130.3×80.3cm, acrylic and oil on canvas.

小林俊哉 個展「To regain the irreparable.」
クラークギャラリー+SHIFTの2015年初の展覧会は、小林俊哉の「To regain the irreparable.」（取り返しのつかないことを取り戻すために）でスタートした。「第17回 DOMANI・明日展」や、2月1日までドイツ、ブレーメン現代美術館（Weserburg）でのグループ展にも出品中だが、今回の個展では直径30cmの丸いキャンバスに木蓮を描いた作品など約18点の未発表作を含む新作も展示されている。タイトルにある「取り返しのつかないもの」とは、震災で失われたものに限らず、小林の思う日本が、取り返しのつかない方向へ進んでいることを意味している。期間は2015年3月1日（日）まで。

エトフ9II9 新作「ジェシカ」
「輝く大人の女性のために」をコンセプトに2014年にスタートした「エトフ」の新ブランド「エトフ9II9 」（エトフ　ナインツーナイン）は、エトフのデザイナーであるユミコ・クボが手掛ける、コート専門のブランド。今回ミュージアムにて取扱いを始めたのはロングピーコート「Jessica」（ジェシカ）で、素材にはウールを贅沢に使用し、カシミヤの艶が高級感を演出している。ピーコートでありながら、バックプリーツとウエストラインで絞り込まれた流れるような長いフォルムがエレガントである。ハンサムウーマン、そんな言葉を彷彿とさせる軽やかで暖かな一枚だ。価格：72,000円（税別）、サイズ：38・40、カラー：ブラック。