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60 フットボール・ビジョンズ

HAPPENINGText: Yasuharu Motomiya

また、針谷氏は「60 Football Visions」への思いをこう話した。『今回参加してくれた人の中でもサッカーを好きな人とあまり興味がない人、両方いたと思うが、皆アートワークとしてサッカーボールでの立体表現を純粋に楽しんでくれた。サッカーという分かりやすい題材で展覧会をすることで、今まで自分たちとは接点がなかった人達にも作品を見てもらいたい。「Public/image.」としてはここまで大規模に企業とコラボレーションしたのは初めて試み。これからも繋がりそうになさそうな所を繋ぎ合わせることをチャレンジしていきたい。』

KDDI DESIGNING STUDIOの館長、木村奈津子は『NWBAとNIKEの枠に囚われない、面白い事をやろうというこの試みに共感できた。KDDI DESIGNING STUDIOとしてもコミュニケーションアートの場を大切にしていきたい』と、語ってくれた。

開催と同時にauオークションで「60 Football Visions auction」が始まった。これはauオークションで展示作品を手に入れることができ、全60作品が4週に渡って15作品ずつ出品されている。第1週で最も人気があったのは、イラストレーター、アーティストとして多くのジャンルで活躍している「Schnabel Effects」の作品。

展示の作品は、様々な分野の人達がデザインしているので、一つ一つのボールが個性的に仕上がっている。球体にデザインすることで見る角度により作品の表情が変わり、ついつい色々な方向から見てしまう。展示作品を手に入れるオークションに参加できたり、60組もの有名クリエイターの作品を同じ会場で見ることができたりと、来場者と制作者の距離が近く感じられるのもこの企画の狙いなのかもしれない。

60 FOOTBALL VISIONS
会期:2006年6月9日〜7月14日
会場:KDDI DESIGNING STUDIO
住所:東京都渋谷区神宮前4-32-16
https://public-image.org/60FootballVisions/

Text: Yasuharu Motomiya
Photos: Yasuharu Motomiya

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