HAPPENING
セルフリッジズ100周年
セルフリッジでの、始めての買い物は、ミューミューの小さなお財布だった。フューシャピンクのレザーと、ゴールドの金具が、ショウケースの中できらきらと輝いているような気がして、目が離せなかったのを覚えている。それ以来、...
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セルフリッジでの、始めての買い物は、ミューミューの小さなお財布だった。フューシャピンクのレザーと、ゴールドの金具が、ショウケースの中できらきらと輝いているような気がして、目が離せなかったのを覚えている。それ以来、...
HAPPENING
ロンドン・ファッションウィーク A/W 09の初日、ラストを飾るショーに、各国のバイヤーやジャーナリストが続々と詰めかけた。会場は、過去6シーズンに渡りLFWオフスケジュールのメインとなってきたボクソール・ファッションスカウト...
HAPPENING
18年ぶりの大雪にも、寒波にも負けず、デザイン・ミュージアムは、耳と頬を赤く染めた人々でにぎわっている。寒さのせいだけではない。あらゆる要素をファッションへと美しくリンクさせ、実験的で独創的な作品を発表し続けるデザイナ...
HAPPENING
カフェで生まれるのは、なにも恋だけではない。「カフェは “文化の生まれる場所” である。」という、ある学者の名言もあるように、多くの偉大なアートや文学、さらには歴史に残る革命も、始まりはカフェだった。19世紀後半から20世紀...
HAPPENING
ヨーロッパ最大規模のデザインの祭典、ロンドン・デザイン・フェスティバルが今年で6年目を向かえた。世界中から、このフェスティバルのために集まってきた屈指のデザイナーたちによる、クラフト、建築、家具、プロダクツ、グラフィ...
PLACE
クラッパムジャンクションへ向かう電車に乗ると、嫌が応にも目に飛び込んでくるのが巨大なバターシー発電所の姿、そしてそこにそびえる4本の白い煙突。ピンクフロイド、1977年のアルバム「アニマルズ」のジャケットでも知られるこの...
HAPPENING
この夏バービカンで開催中の「ザ・ハウス・オブ・ヴィクター&ロルフ」は、 オランダが誇るデザイナー・デュオ、ヴィクター&ロルフの、過去15年の作品を振り返る回顧展である。 「おしゃれなオタク」とでも表現したくなるスク...
PLACE
ゴールドで「COCOMAYA」と刻まれた、モスグリーンの扉を開けたとたん、ふわりと数センチ、身体が浮いたような気がするかもしれない。そうでなければ、うれしさのあまり悲鳴を上げてしまうかもしれない。マーブルのカウンターに並ぶ、...
PEOPLE
エマの作るジュエリーに初めて出会った時、ふと、子どもの頃縁日で買ってもらった色とりどりのビーズの詰め合わせを思った。その単純な色合いをしたプラスチックの冷たい質感だけでなく、短い夏の夜のせつなさや心細さのようなものま...
PLACE
イーストロンドンのアートシーンは、もうずいぶん前からブリックレーンだけに留まらない。日曜日のストリートマーケットだって、ブリックレーンからもっと東に向けて伸びるチェシャストリートへ進出しているのだから、目鼻の効くギャ...
HAPPENING
月曜日の朝5時。ポーランド・プレイスの大通りに面したヴィクトリアン・ハウスの前は、既にプレスやバイヤーでいっぱい。それでもブラックキャブは次々に、わくわく顔の顧客や、疲れきった顔のエディターを連れて来ては落としてゆく...
PLACE
遅く起きた日曜日に散歩がてらに出かけたい。そんな気持ちにさせられるアートスペース「176」が、昨年9月、北ロンドンのチョークファームにオープンした。以前紹介したニューカッスルにあるバルティックでも企画展が開催されていたザ...