リウ・ボーリン「リビーリング・ディスアピアランス」展
NEWSText: Ayumi Yakura
Hiding in the city, Marine Litter, Surfrider 02, 2017, Archival pigment print © Liu Bolin / Courtesy of the artist and Galerie Paris-Beijing
自らの全身に絵を描き、擬態生物や透明人間のように背景と一体化する作品で知られる中国人ビジュアル・アーティスト、リウ・ボーリンの個展「リビーリング・ディスアピアランス」が、フランスの「ギャラリー・パリ-北京」にて9月7日から10月28日まで開催される。
アーティストとしての活動を初めて以来、リウ・ボーリンにとって生態学は創作の中心的トピックだった。2011年には自国の工業地帯に流れる黄河の汚染水に立ち向かい、2年前には、中国北部領土におけるゴビ砂漠の広がりを止める為に、人工林での集団パフォーマンスを企画した。
中国とインドの急速な工業化と人口増加は、都市環境に深刻な悪影響を及ぼし、「ステイト・オブ・グローバル・エア 2017」の報告書によると、両国では2015年に大気汚染（PM2.5）が原因で約110万人が早期死亡したとされる。環境問題に取り組む本展では、彼の両国におけるパフォーマンスのみならず、フランスによるこの度の介入に関連した写真も展示される。
Liu Bolin “Revealing Disappearance”
会期：2017年9月7日〜10月28日
時間：11:00〜19:00（日・月曜日休廊）
会場：Galerie Paris-Beijing
住所：62 Rue de Turbigo, 75003 Paris
TEL：+33 (0)1 4274 3236
paris@galerieparisbeijing.com
http://www.galerieparisbeijing.com
Text: Ayumi Yakura
