淡路島アートセンター

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淡路島をアートの島に。

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最近の淡路島の元気なアートシーンに注目していたところ、12月14〜16日に「アートNPO議定書 in 淡路島」が開催された。その様子と合わせて淡路島アートセンターを紹介しようと思う。


まず、淡路島アートセンター成立の理由が面白い。2004年の台風23号の時に、山口邦子さんに市から連絡があった。『あなたの所有の家が半壊しましたが、それを壊すなら市から少しだけ援助が出ます』それまで、山口さんはそんな家を自分が所有している事を全然知らなかったらしい。

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台風直後の日の出亭

壊すには大変なお金がかかるので、日の出亭と名付け、アーティストが自由に使う場所にしたところ、わらわらとアーティストたちが集って来たので、淡路島アートフェスティバルをしよう!ということになり、アサヒビールのイベントに参加する為に、2005年に「NPO法人淡路島アートセンター」が設立されたとのことである。

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現在の日の出亭

その後、2005年には空き家リノベーション、古民家と地域コミュニケーションの再生が行われ、2006年には「ART SIGHT SEEING」として、アートに寄る地域資源の再発見、2007年に淡路島をアートの島にしたいという動きになった。

山口さんいわく、すぐにでも淡路島はアートの島になると気楽に考えていたが、これがなかなか大変で、生活そのものに入って行くこと、異業種の人たちとの連携の必要性を感じ、いまはひたすら頑張っているとのこと。

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タマネギプロジェクト

2007年、山口さんはタマネギプロジェクトと題してタマネギ92個の里親になり、育てて食べるまでの作品を作った。私も里親の一人になったが食べる会に行った時はあまりの美味しさと、場の空気の独特さでとても楽しい経験をさせてもらった。

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フィッシングダイアリー展示の様子

専属アーティストには、フィッシングダイアリー、布団職人の作家、ミュージシャン、イタリア料理の職人などがいる。

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日の出亭、久保拓也「おばちゃんと押し車」2007

更に地元の特産のたまねぎを使ったイベントや、近所のおばあちゃんのぼろぼろの乳母車をみて、新しいものを作ってあげる作家、日の出邸にお風呂の作品(実際に使える)を作り続ける作家など、とにかくユニークで、パワフルである。

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日の出亭のお風呂

今回のフォーラムでは、北海道から沖縄まで、全国のアートNPOの人々が集ってきており、昼間は色々な議論を交わしていた。日本の各所にて面白いことが行われていることを実感した。

フォーラムでは、企業のメセナ関連の人の話で地域との関わりが深い団体は多いが、意外と企業や学校と関わっている所が少ないとの話、地方のアートNPOの話で、いつも都会の楽しい場所に行きたいと思っていたがアートNPOを作る事によって、この街にいる目的や楽しみができたという話が心に残った。その土地が好きだからそこでアートNPOを作ったのだろうと思っていたので、意外で驚いてしまった。

また、交流会で淡路島の伝統芸能の人形浄瑠璃が演じられた時に、人形の台詞で『皆さんはアートNPOとかでとても苦労されているらしいですが、、』というものがあり、皆がどっと笑ったのをみて、ああ、色々大変なんだな、だけどきっとすごく好きなんだろうなと実感した。

参加者たちは、淡路島アートセンターの色々な企画を体験して、とても楽しそうだった。なぜ私がここのアートシーンに魅かれたのか?それはきっと人を幸せな気分にさせるアートだからだろうと思う。是非あなたも、淡路島のアートと観光を兼ねて出向いてみたらどうだろうか?

淡路島アートセンター
住所:兵庫県洲本市本町8-4-11
TEL:090-5066-4604/FAX:0799-22-3322(洲本市民工房内事務局)
contact@awajishima-art-center.jp
http://awajishima-art-center.jp

Text: PHIRIP (warabimochi lovers club)
Photo: Takuya Kubo (Awajishima Art Center)

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