齊藤智仁
世界で今一番「123」という数字に向き合っている男と出会った。今31歳の彼は、数字の「123」(イチ・ニ・サン)を描き続ける美術家であり、舞台演出家・振付家でもあり、つい数年前までは自ら踊る舞踏家だった。 今年4月か...
世界で今一番「123」という数字に向き合っている男と出会った。今31歳の彼は、数字の「123」(イチ・ニ・サン)を描き続ける美術家であり、舞台演出家・振付家でもあり、つい数年前までは自ら踊る舞踏家だった。 今年4月か...
東京、青山にある岡本太郎記念館で、第17回岡本太郎現代芸術賞の受賞作家特別展の第二弾として「HISSS」が展示されていた。それは「岡本敏子賞」を受賞したサエボーグという名の現代美術家による、伸縮性のあるラバー製のボディスーツ...
キャンドル作家として、イベント、ライブへのキャンドル提供や雑誌への寄稿など幅広い活躍をみせる折笠恵子。昨冬よりミュージアムで展開している北海道の四季を表現したキャンドルシリーズ「シーズン・イシュー」もとても人気だが、...
20年ほど前から、ヘルシンキは創造的で素晴らしい時間を過ごしてきた。アルヴァ・アールトの故郷はただ家具デザインとITだけでなく、アート、音楽、ファッションの領域においても力をつけてきている。世界中がフィンランドの首都が、...
音と人の関係性のデザインを探求しているサウンドアーティスト、デザイナーのスズキユウリ氏が2016年1月、技術的そして観念的に多くの分野を交錯して時代の先を行くアーティストとその活動に贈られる「スワロフスキー・デザイナーズ・...
第19回文化庁メディア芸術祭、アート部門優秀賞受賞作のひとつ、「(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合」。これは、実在する同性カップルの一部の遺伝情報からできうる子どもの遺伝データをランダムに生成し、それをもとに「家...
社会問題、著作権問題などを扱う作家のなかでも、突出して真っ向勝負を挑んでいるのが岡本光博氏だ。一見するとクスリと笑ってしまう作品、例えばアートフェア札幌 2015にもコンテンポラリーアートを取扱うギャラリー「eitoeiko」(エ...
イラストレーター/アーティストのシンヤチサトが、4年ぶりとなる新作個展「ルックス・ライク・クリスマス。」展を札幌のクラークギャラリー+SHIFTにて開催している。彼女は昨年まで Kinpro(キンプロ)というアーティストネームで、...
「私は、魅惑的な背景の中で綺麗な服に身を包んだ、優雅な女性を描くことが大好き。ファッションそのものではなく、特にクラシックな不朽の美しさがある40年代~50年代の過去のファッションの雰囲気から着想を得ています。また今日活...
メディウム(媒介)としてのレジデンスプログラム 「アーティスト・イン・レジデンス」(Artist-in-Residence/通称 AIR)という言葉を聞いたことがあるだろうか。レジデンスプログラムとも呼ばれるこのシステムは、元来はある特...
デジタルアートや舞台芸術の分野で活躍するアドリアン・M/クレール・Bを、ご存知だろうか。彼らのステージパフォーマンスは、建物の壁に投影する単なるプロジェクションマッピングとはまるっきり異なる。デジタルの幅広い可能性を感...
建築家であった祖父の影響を受けて育ち、建築設計のみに留まらず、今や北欧やヨーロッパをはじめ国内外からデザインやレクチャのオファーが後を絶たない建築家、五十嵐淳。彼は「札幌や北海道がワクワクするような場に変化していく多...
北海道を拠点に、東京や札幌でコンセプチュアルな作品を精力的に発表している作家、末次弘明。数多くの実験的な準備段階を経た深淵かつ静謐な作品は、平面からインスタレーションまで幅広い。スタイルに拘ることなく、モチーフに真摯...
イギリス出身で現在イタリア・ボローニャを拠点としているイラストレーター、スティーヴン・チータム。ポッブな色彩で描かれた愛らしいキャラクターたちが彼のイラストの中にはよく登場する。それらのキャラクターたちはパーソナルワ...
2015年7月に設立3周年を迎え、先日その大規模なパーティーイベント「マルチバース」を東京で開催したばかりのクリエイティブ・スタジオ「JKD Collective」(ジェイケィディ・コレクティブ)。彼らは、従来の「広告」表現を飛び越え、...
千葉の生まれではあるが、今では北海道を代表するガラス作家として活躍する高臣大介。北海道洞爺湖町月浦にてガラス工房とカフェを運営し、アート作品を中心に、食器や照明器具といった生活用品など、その独自の世界観と表現から生ま...
最高にチャーミングな笑顔で、手のひらに収まる小さな作品から街ごとジャックするパワフルな作品までを繰り出すハイパーニットクリエイター、力石 咲(ちからいし さき)。彼女のニット作品は「モノを創り出す」というより、見慣れた...