阪本トクロウ展「模様」

NEWSText: Ayumi Yakura

「夜景」© Tokuro Sakamoto, 2016, 727 x 727 mm, 麻紙にアクリル

日本画の要素を取り入れて、身の回りの風景を模様や抽象画のように描き出す阪本トクロウの個展が、GALLERY MoMo Rygoku(ギャラリーモモ 両国)にて1月21日から2月25日まで開催される。

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阪本トクロウは、1999年に東京藝術大学の日本画専攻を卒業したが、作家本人に適した画材として、アクリル絵具を使用して麻紙に描いている。作品は、作家が身近な風景を撮影した写真をもとに制作。風景から余分な要素を捨象し、そこにある性質や共通性に着目して描き出すため、具象作品でありながら抽象性が高い。

一見伝統的な日本画のようにフラットな画面は、時に具象的なモチーフにも関わらず「模様」のようでもあり、本展のタイトルともなっている。しかし、そうした作品でもそこには空気感が漂いぬくもりさえも感じさせ、奥行きと現実感をもたらしている。

阪本トクロウ展「模様」
会期:2017年1月21日(土)〜2月25日(土)
時間:11:00~19:00
オープニングレセプション:1月21日(土)18:00〜20:00
休廊:日・月・祝日
会場:GALLERY MoMo Rygoku
住所:東京都墨田区亀沢1丁目7-15
TEL:03-3621-6813
https://www.gallery-momo.com

Text: Ayumi Yakura

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