スピナ

PLACE

2人の若くて有望なデザイナーによるモダンなブランド「スピナ」。彼らの服はエレガントでスマートだ。するべきことをよく知っているデザイナーである。彼らのショップを通るだけで、彼らのショーを見るだけで、誰もがそう思うだろう。

しかし2度見てみると、よりわかる。スタイル、衣服、アートを越えて、この2人のクリエイターのことを知り始める。もっと注意深くみると、ソウルが見える。


2人はカレッジで出会った。フラビオが、カーラにより良いデザイナーになる方法を教えていた。彼はパートナーを探していて、彼女を見つけたのだ。彼らはすぐに組んで、一緒に働き始めた。
『僕たちには相互コードがあって、それを常に共有してきました。』と、フラビオは笑って言う。『2人とも蠍座だけど、全然違う。僕たちには話す必要がないこともあります。共通したデザインの概念を持っています。』

フラビオとカーラの2人は共に仕立て屋の家に生まれ、従って2つのコンセプトに基づいてこの活動を再現しようと決めた。2つのコンセプトとは、構成主義と脱構築主義。この2つに、皮肉と伝統と仕立て職の原則をミックスし、新しくて現代的、スポーティーなメンズスタイルを作成する。
『僕たちは構成的な要素と脱構成的な要素の両方を意図していて、それがメインコンセプトが脱構築である理由です。』とフラビオ。
『私の母はいつも、私が子供のころ人形がどうして歩くのか知りたくて解体していた話をします。』カーラが加える。『全てのものに対して調査して、研究したい。私たちは部分から成り立っているものです。』そう言った後すぐに、彼らはジャケット、ズボン、シャツを見せてくれ、私はとても気に入り、ギフトとして贈りたいと思った。

このニューコレクション「To the bones」は、見たままのもの。彼らは物事の裏側として、身体の内部を表わす。生産の産業プロセスと掛け合わせたハンドメイド。ストーリーの表と裏、同じものの表と裏、それらが全体で1つとして作用するように。
このコレクションはメキシコ人のレネ・カスティージョのショートアニメーション作品に基づいている。ある男が死に気づく幸せな埋葬についての作品。男は完全に死んだまま、居酒屋で楽しいときを過ごそうとする。『それは新しいスタートとしての死です。私たちはいつも再開しているのです。』カーラが言う。『プロジェクトの始まりから、私たちはアルゼンチンの危機的な状況にいて、生まれ変わったのです。あらゆるコレクションがこれと関係しています。』

フラビオとカーラは、物、モデル、デザインに愛着を持っていて、彼らの衣服は彼らの精神、そして彼らの日常的な人生を表わす。私たちは彼らの作品であることを簡単に断言することができるが、その作品はまた彼らの一部分である。対照、コントラストを信じ、全てのものにそれを探す。白と黒、生と死、幻想と現実。『対象物を選び、全体のクリエーションプロセスを通してそれに従うのです。』

「スピナ」の衣服はカラフルでフレンドリー。デザイナーは熱心で活発。私たちは2時間で友達になった。

その場所を去る時、私はクリエイティブのエネルギーで満たされていた。
空気は春のようなにおいがし、私も新しい始まりの運命を決める。

Text: Gisella Natalia Lifchitz
Translation: Yurie Hatano

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