
ソナー 2003
6月12日木曜日午前11時。 シフトのスタッフが現れない。僕はこの日のこの時間に、日本からやってきたシフトのスタッフ3名とメイン会場であるバルセロナ現代美術館の前で待ち合わせをしたはずなのに、どこを探しても彼らの姿は見当た...

6月12日木曜日午前11時。 シフトのスタッフが現れない。僕はこの日のこの時間に、日本からやってきたシフトのスタッフ3名とメイン会場であるバルセロナ現代美術館の前で待ち合わせをしたはずなのに、どこを探しても彼らの姿は見当た...

現在のイギリスで多方面に影響をおよぼしているグラフィック・デザイナー、ピーター・サヴィルの初の回顧展が、ロンドンのデザイン・ミュージアムで開催されている。ジョイ・ディヴィジョンや、ニュー・オーダーのアルバムカバーのデ...

6月27日、28日の2日間、東京・六本木ヒルズアリーナで、現代舞踏集団サル・ヴァニラとラップトップ・オーケストラによるライブアートパフォーマンスイベント「インター/アクション」が行われた。 近年高まる、都市の再開発という...

毎年多くの人々が、その開催を楽しみに待つ映画祭が今年もやって来た。今回で16回目を数えるシンガポール国際映画祭では、多種多様な映画を紹介することで、幅広いオーディエンスを対象としている。映画大好きっ子ならば、ビデオレン...

3月21日、今日から春です、と報告されても素直に季節感を切り替えるのはなかなか難しい。けれど、春と同じ誕生日の「マーチ21」と共に過ごす春分は眠っていた感覚に刺激を与えてくれたような気がする。新しい芽が出てくる前にユ...

カナダ出身のジェフ・ウォールが、ライトボックスを使用したシバクロームのOHPフィルムでの作品制作を始めたのが、1970年代後半のこと。1991年からは、デジタル技術を使用してパノラマ写真の作成を開始し、有名な芸術作品を参照した作...

イギリスでのポケットサイズのゲームボーイ・アドバンスSPの発売を記念して、任天堂が取り組んだこと。それは「ポケット」の歴史を紹介する展覧会の開催だ。もしかしたら、展覧会で扱う題材にしては、珍しいなと思う人もいるか...

フランチェスコ・ボナミ(シカゴ現代美術館の現シニア・キュレーター)が、ビジュアルダイエットにとって、絵画は健康的な栄養成分であると表現したのは、十数年前の事。画家であろうと、あるいはアーティストやデザイナーであろうと...

日本人にとって海外のメディアアートやデザインシーンが出展や取引としてのコミュニケーションでしか強く成立することがないような遠い存在であるように、今もなお、ヨーロッパのアーティストにとっても日本は付き合いたくてもやはり...

最先端科学技術を体験できる未来空間として、東京お台場に誕生した日本科学未来館。あの宇宙飛行士毛利衛さんを館長に据え、人型ロボットASIMOをインタープリター(展示解説員)として“職員採用”するなど、話題にもことかかない、まさ...

日毎に外の世界ではその暖かさが増し、気持ちが何だか軽くなり、人々の顔にも自然に笑顔が浮かび上がる季節、5月。もしかしたらあなたもこんなことを、この絵を前にした時に思い巡らせたかもしれない。ここは札幌にあるソーソーカフェ...

昨年、僕はバルセロナで開催されたOFFFというイベントに招待された。そこでは沢山の人達と出会い、とても良い思い出を作ることができた。その中でも特に印象深いのが、休憩時間に、マット・オーエンスやデザイン・イズ・キンキー(以...