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チン↑ポム個展「また明日も観てくれるかな?」

NEWSText: Aya Shomura

01KABUKICHOチラシ

アーティスト集団チン↑ポムが、解体予定の歌舞伎町振興組合ビル(使用は地上4階と地下1階まで)にて、日本では約3年ぶりとなる大規模な新作個展「また明日も観てくれるかな?」を10月15日から自主開催する。

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展覧会のテーマは「スクラップ&ビルド」。長らく不況にあえぎ、大震災に見舞われた今の日本。2020年の東京オリンピックに人々は当時の活況を重ね、期待とともに、多くのポジティブなスローガンが再生産される。復興とは?街とは?そもそも21世紀の未来とは、このように20世紀に描いたヴィジョンを繰り返すことで創られるものだったのか?多くの災害に見舞われながら、スクラップ&ビルドを繰り返してきた日本の歴史。街並みの変化とともに生きてきた近代の日本人。本展では、展覧会そのものが体験するスクラップ&ビルドから、日本人の「青写真の描き方」を問い直す。

会期中には、漢a.k.aガミや菊地成孔、会田誠、ハブ・ア・ナイスデイ!やネイチャー・デンジャー・ギャング、どついたるねんといった新宿にまつわる気鋭のアーティストや、伝説のプロデューサー・康芳夫や漫画家の新井英樹など文化人らによるイベントも開催。ゴールデン街などからの出店も加え、変わりゆく東京のカルチャーや新宿のいまをひとつのビルへと凝縮する。

なお、本展の展示物のうちチン↑ポムの作品群は、会期終了後にも撤去されず、ほぼ「全壊する展覧会」 としてビルの建て壊しに伴って破壊される。その後ビルと運命を共にしたそれらの作品の残骸を 拾い集め、再構築。同じく建て壊し物件である渋谷パルコのネオンサイン「C」と「P」なども加え、プロジェクト第2弾となる個展を、2017年初頭に彼らのアーティスト・ラン・スペース「Garter」(キタコレビル)にて開催。建築家・周防貴之とのコラボレーションとして、戦前からのバラックであるキタコレビルをD.I.Yに改築しながら展開していく。

Chim↑Pom個展「また明日も観てくれるかな?」〜So see you again tomorrow, too? 〜
会期:2016年10月15日(土)〜31日(月)
時間:13:00〜22:00
オープニングレセプション:10月14日(金)18:00〜22:00
イベント:10月15日(土)、28日(金)22:00〜翌6:00
会場:歌舞伎町振興組合ビル
住所: 東京都新宿区歌舞伎町1丁目19-3
入場:1,000円(イベント+展覧会:3,000円)
主催:Chim↑Pom
協力:歌舞伎町振興組合、Smappa! Group、無人島プロダクション
https://chimpomparty.com

Text: Aya Shomura

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