「ファミリー・オブ・インビジブル」展

NEWSText: Aya Shomura

© ADAGP, Paris 2016/photo: VG Bild-Kunst, Bonn

Danica Dakic “Safe Frame Ⅲ” 2012, Collection of the Centre national des arts plastique, FNAC 2015-0227 © ADAGP, Paris 2016, Photo: VG Bild-Kunst, Bonn

ソウル美術館で、韓国とフランスの国交130年を記念した大規模な写真展「ファミリー・オブ・インビジブル」が開催されている。フランス国立造形芸術センター(CNAP)と現代アート地域基金機構(フラック・アキテーヌ)という世界二大機関の協力の下、1950年代以降に撮影された現代写真210点を展示。

本展は、作家ロラン・バルトの代表作(遺作)であり、写真、現代美術、文化的言説および認識論に大きな影響を与えた写真論の古典とも言うべき「明るい部屋 写真についての覚書」の写真理論に基づいた構成である。目に見えない存在や重要視されないモノへ意識を向けるというバルトの視点をもとに、1955年にニューヨーク近代美術館にて開催れた「ファミリー・オブ・マン」展におけるテーマ「人類は単一コミュニティである」という架空の考え方を批判し、問い直す。

現代社会に埋もれた「人間は本質的に単一である」との神話的要素の解体・分析により、本展は現代美術における役割と写真の重要性を強調している点で意義深い内容となっている。

「The Family of the Invisibles」展
会期:2016年4月5日(火)〜5月29日(日)
時間:10:00〜21:00(土日・祝日は19:00まで)
会場:Seoul Museum of Art(SeMA)
住所:Seosomun-dong 37, Jung-gu, Seoul
入場料:一般 700ウォン、学生 300ウォン
TEL:+82-2-2124-8800
http://seoulmoa.seoul.go.kr

Text: Aya Shomura

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