コレット・ニュース 2月 2008

COLETTEText: Guillaume Salmon

フランスのウエストコースト出身のギョーム・サルモンは5年以上もコレットのプレスを担当している。異文化とミクロコズムの中での楽しみ方を知る彼は生粋のパリジャンであり、これからもそうあり続けるであろう。なぜならば彼は完璧にパリの魔法にかかってしまったから!コレットライフを全うすることに誇りを持ちながら、毎月彼のお気に入りのリストを上げてもらおう。

Ari Marcopoulos
アリ・マルコポロスは、アンディ・ウォーホルと活動していたオランダ人フォトグラファー。アートやミュージックを求め、1979年にニューヨークに渡ると、ヒップホップシーンに出会い、「Fab 5 Freddy」や「Run DMC」などのビッグネーム達ととても良い友人関係を築きました。世界で展示を行う彼は、その頃のニューヨークから変換するアンダーグラウンドカルチャーに焦点をあてています。ダッシュウッド編集の最新本「ザ・チャンス・イズ・ハイアー」と共に、彼のプリント作品の展覧会「ゴーン・スルー・ア・コピーマシーン」が1月28日〜2月23日に開催。ぜひ足を運んでください。

Godfather
1月28日からの1週間、「スケート・スタディ・ハウス」が、デザインの歴史とスケートカルチャーをミックスした新しいブランドコンセプトでウィンドウディスプレイを展開。新しいデザインの世界に新しいライフスタイルをつくるため、50年代ロサンゼルスでデザイン家具のシリーズをリデザインした、ピエール・アンドレ・セニゼルゲとギル・ル・ボン・ド・ラ・ポワントのアイディアです。このコレクションのユニークなところは、スケートボードの統合。現存のレトロモダンのパーツにスケートデッキを取り入れることで、全く違った見方が生まれます。最高なのは、使われているスケートデッキは全て、車輪なしでスケートのできる「ボードストラックス」に戻ること!

Tag Braille or Jaune
FREDのイエローゴールドとダイヤモンドのタグには、最も美しいメッセージ「I love you」が点字で刻まれています。一度このインスピレーションを読み取ることができれば、みな無意識にこのペンダントで遊ぶでしょう!


Style Deficit Disorder
東京、原宿についてのはじめての本。200以上もの写真で、原宿のストリートスタイルを映し出している他、日本人ファッションエディターや、パトリシア・フィールド、ショーン・ステューシー、ジョン・ガリアーノなどの著名人によるテキストも。原宿にまつわるデザイナー、ブランド、スタイリスト、ショップに焦点を当てています。ティファニー・ゴドイが、原宿の過去、現在、未来の現象や、ポップカルチャーへの影響を探り出し、ヒステリックグラマー、スーパーラバーズ、ア・ベイシング・エイプ、ソニア・パーク、ラフォーレなどのショップが特集されています。編集はクロニクルブックス。

Mastermind
ジャパニーズブランド「マスターマインド」のファン必須のコレクターズボックス。10周年を記念してつくられ、200ページの本と、ポスター、バッグ、あの有名なドクロのステンシルが入っています。700の限定版。出版はイースト・タッチ。

Text: Guillaume Salmon
Translation: Yurie Hatano, Naoko Miura

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