FIAC 2007
パリの現代アート界にとって、秋とは「食欲の秋」でも「読書の秋」でもこれまた「芸術の秋」でもなく、「アート売買の秋」である。なぜなら秋は、FIACの季節であるから。 Peter Halley グランパレの大改装のため12年間もブラ...
パリの現代アート界にとって、秋とは「食欲の秋」でも「読書の秋」でもこれまた「芸術の秋」でもなく、「アート売買の秋」である。なぜなら秋は、FIACの季節であるから。 Peter Halley グランパレの大改装のため12年間もブラ...

日本で唯一の国際ドキュメンタリー映画祭であるとともに、世界的にも有名な山形国際ドキュメンタリー映画祭が今年で10回目を迎えた。東北の一都市である山形が、各国からの人々が街を闊歩する世界の「YAMAGATA」となる一週間。 世...

「DOTMOV FESTIVAL 2007」は、未知なる才能を持ったクリエイター発掘と作品紹介の機会の創出を目的に開催されるデジタル・フィルム・フェスティバル。世界中から作品募集を受け付け、寄せられた作品は、ゲストクリエイターにより優秀...

環境に呼応して自律的に成長する不可視(バーチャル)の建築。「Corpora in Si(gh)te」(コーポラ・イン・サイト)にはこんなコピーが付いている。このコピーだけを見てこれが一体どのようなものなのか、頭に思い描ける人がいるだろう...
キリンや象を横目にアートを鑑賞するロンドン・ズー・アート・フェア。はりきってロンドン動物園へ出かけてしまった人も多いのでは?それともみんな、今年は開催場所がロイヤルアカデミーへと変わったことに気が付いていた?場所が変...

史上初のアメリカ人美術批評家、ロバート・ストーをディレクターに迎え、「Think with the Senses. Feel with the Mind. Art in the present tense.」(感覚で考えよう。思考で感じよう。現在形のアート。)というタイトルを掲げて開...

今年で5回目を迎えるリスボン国際ドキュメンタリー映画祭。まだ回数は浅いがヨーロッパで注目すべき映画祭のひとつである。メイン会場となるカルチャーゲストは巨大な銀行の中にあり、そのなかに600席の劇場のほかゲストとのミーティ...

ウィーン現代美術館のディレクター、ジェラルド・マットと世界の強者ロモグラファー達がトラファルガー広場にて集結し、2007年のロモ・ワールド・コングレスは幕を開けた。 現在も尚増え続けるロモファンを前に、トゥルー・ロモ・...
今年のイベントへ招待され、参加者の視点でこのイベントの記事を書いている。まず始めにみんなに伝いたいのは、このイベントは、アートを展示スペースから外へと持ち出し、それを街へ、もっと沢山の観衆へと紹介する素晴らしいアイデ...

イベント当日、午前中からの雨で、屋外で行われるイベントだったため、レポートする立場ながらも集客の心配を勝手にしていた。会場はニューヨーカーの憩いの場として知られ、マンハッタンの中心に位置するセントラル・パーク、私自身...

地下の魅力を伝えるものとして近年、内山英明の写真集「Underground」が注目されているが、はたして一般生活のなかで地下の事象について思いをめぐらすことがあるだろうか。 そんな、未知の領域に光をあてる「地下展 UNDERGR...

新作は空気で膨らむ重々しく巨大な彫刻 Paul McCarthy, Piggies, 2007. ポール・マッカーシーは、ウィーン・アクショニズム(ボディアートやパフォーマンスなど過激な身体芸術運動)に影響を受けたアメリカ人アーティストであ...