ブリンケンペイント

PLACE


ベルリンがまだ、東と西に分かれていた頃、ザ・アレキサンダーブラツは、東のショッピング街だった所で、そこにある「アレックス」の愛称で親しまれているラジオタワーは、今ベルリンそのものと、急速に発展した地域の象徴となっている。そのエリアには、社会主義を感じさせるクールなビルが立ち並ぶ、がしかし、この有名な場所の不動産投機によって、このビル郡の未来がどんなものか知る由もない。

ザ・カオス・コンピューター・クラブは、コンピューターや、コンピューターが人と社会にに及ぼす効果のような、テクノロジーで起こりうるチャンスとリスクについて取り扱っている団体。今年は創立10周年を迎え、ザ・アレキサンダープラツにある、「ハウス・オブ・ティーチャー」と呼ばれるビルを使い続けていることに祝杯を上げた。全ての窓という窓に、コンピューターに接続されているランプを付けた。それによって、このランプを18×18ピクセルのスクリーンとして使えるのだ。このスクリーンは今、ファンキーなアニメの映写に利用されている。私が初めてこれを見たのは、ちょうど、アレキサンダープラツから地下鉄に乗ろうとしていた時である。クリスマスマーケットが開催されており、プレゼントを買い求めたり、ソーセージを食べながら休憩をとっている人でごった返していた。そんな中、私は左右に動いたり、時々驚いたように微妙に動く巨大な目をスクリーン上に見つけたのである。

その他にも、嘘の選挙結果を伝えるテキストメッセージから、落ちてくるテトリスブロック、おかしなスポーツおたくや、“リナックス・ロックス”といった様な声明まで、多種多様のアニメーションが映し出されていた。しかし、これで全部と言うわけではない。電話をかけると、瞬時にスクリーンはゲームのやり方を説明する画面に変わるのだ。そして今なら、自分の手をジョイスティックとして使い、ジャイアントポンで遊べるのだ。5を押すと上目使いになり、8を押すと伏せ目になるという操作ができる。2人で遊べることも可能である。

更に、「ブリンケンペイント」という名の極小ソフトウェアを使って、自分でアニメーションも作ることができる。例えば、好きな人の為にハートを何個かアニメにし、アレキサンダープラツで、彼女/彼氏なりと待ち合わせをする。そしてそのあらかじめ制作しておいたアニメを流すのだ。素晴しいアイデアだ!

Text: Andrew Sinn from deco-vision
Translation: Sachiko Kurashina

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