ここ日本のインディーズミュージックシーンの水面下で最近じわじわと人気を高めている注目のアーチスト「明星」のカフェライブが、ソーソーカフェで行われた。明星は、アイリッシュ・フォーク、エレクトロニカ、クラブジャズ等多彩な要素をもつ注目のアーチスト。高校卒業後に渡英し、イギリス・リヴァプールの音楽学校に通いながら音楽制作に取り組み、卒業後は日本とヨーロッパを行き来しながら、コンスタントにライブやレコーディングを含めた音楽活動に打ち込んでいる。
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オープン15分前、この日の札幌は今にも雪が降り出しそうな寒さにも関わらず、会場の外には、扉が開くのを待つ沢山の人の長蛇の列が会場を取り囲んでいた。オープン後すぐに会場は人で満杯になり、本人の登場を待つ熱気で溢れかえった。今年のフジロック・フェスティバルに初出演、また札幌では地元FM局のパーソナリティも務めている事からもその人気にうなずける。
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この日のライブは、途中休憩を挟んでの2部構成。バンドは3人編成で、明星がピアノとラップトップを操る。バックを支えるのは、チェロとアコースティックギター。スタートの時間となり、明星が登場。エレクトロニカやジャズの要素を感じさせるインストゥルメンタルの曲をスタートの合図に、そのまま2曲目に突入。するとまるで明星が歌い出すのを待っていてくれたかのように、大粒の雪が会場のすべての窓を埋め尽くした。アイリッシュ・トラッドから影響を受けたというノスタルジックなメロディーに、美しく力強いボーカル。エレクトロニクス世代のシンガー・ソングライターともいうべき彼の魅力に聴衆は引き込まれていた。
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40分程度の1部が終わり休憩に入ると、誰もいなくなったステージの壁には、彼が撮影したイギリスでの生活を撮ったロードムービーのような映像が上映され、より観客とアーティストの距離が近くなったところで、第2部がスタートした。音・詞・声それぞれのファクターが重なり合って生まれる独自の明星ワールド。彼は音楽大学を今年卒業したという事は先にも書いたが、彼が卒業論文のテーマに選んだのは、マシュー・ハーバート。そのハーバートのカバー曲も披露した。また来年発売予定の新曲なども披露し、長い拍手とともに全てのプログラムが終わった頃には、先程まで降っていた雪もやんでいた。
彼は来年にミニアルバムをリリース予定。またこれまでにミニアルバムを2枚リリースしている、気になる人は一度是非チェックを!
明星 CAFE LIVE「ACROSS THE RIVER」
日時:2003年11月16日(日)19:30〜22:00
会場:SOSO CAFE(ソーソーカフェ)
住所:札幌市中央区南1西13三誠ビル1F
ライブ:明星
料金:前売 1500円 当日 2000円(共に1ドリンク付)
チケット取扱い・お問い合せ:SOSO CAFE(011-280-2240)
Text: Shinya Sagai
Photos: Naoko Fukushi
AKEBOSHI(明星):1978年7月1日 神奈川県横浜市生まれ。2003年6月、2ndミニアルバムとなる最新作「White reply」をリリース。リバプールに留学し始めた頃の心境をモチーフにしながら、1st同様の秀逸なメロディーに加え、生楽器とノイズサンプリングを駆使したエレクトロニカ的手法を取り入れるなど、唯一無二な明星ワールドを展開し、幅広い音楽ファンの注目を集めている。同年7月LIPA卒業と共に一旦帰国、フジロック・フェスティバル初出演(7/27@Gypsy Avalon)。卒業後は日本とヨーロッパを行き来しながら、コンスタントなライブやレコーディングを含めた音楽活動に打ち込んでいる。10月より、FM NORTH WAVEにて初のレギュラー番組「Across The River」[毎週日曜 18:00-19:00] スタート。