国内はもちろん、海外でも勢力的に活躍する、札幌在住のイラストレーター新矢千里。2002年10月にここソーソーカフェで開催された「見える形/見えない形」展。初の個展であったこの展覧会では、形をテーマに、自然や動物などをモチーフに、その対比をグラフィック化した。そこで発表された作品達は各方面から注目を集め、最近では、昨年8月にシンガポールで行われたジャパニーズアートの企画展「GIGEI」への招待出展、同年10月にはドイツのディ・ゲシュタルテン出版から、ゲシュタルテンお気に入りのアーティスト達が愛情を込め挿絵を描いたグリム童話集「GRIMM」にも参加、「白雪姫」の挿絵を手掛けるなど、近年の活動から目が離せない。



GRIMM: LITTLE SNOW WHITE





待望の2回目となる本展のテーマは「想像する物語」。彼女が今まで暖めていた物語から「言葉」を無くし、イラストだけで構成した絵本を皆様にお届けします。これは、作品を観た人がストーリーテーラーとなり、見たまま感じたままに、そこに物語や言葉を想像し、十人十色の創造する物語が、あなたの心に広がるものです。



GRIMM: LITTLE SNOW WHITE


会場には書き下ろし大判絵本の展示。また、ディ・ゲシュタルテン出版「GRIMM」から彼女が手掛けた「白雪姫」の原画も展示予定。インスタレーションなども展開し、空間全体を作品で包み込みます。また会期中は展示ポスターの販売やTシャツやポストカードなどをセットにした会場限定パックの販売も予定しています。

そしてオープニングパーティは、ゲストに太公良を迎え、新矢千里とのコラボレーションでマック+プロジェクターによるライブドローイングパフォーマンスを行います。2人がそれぞれその場で作品を制作し、それがプロジェクターで投影され1つの作品が完成していきます。そしてサウンドには、SAL magazine/ニッポニア・エレクトロニカの浜里堅太郎も加わり、その日限りの物語を創造します。



新矢千里展覧会「想像する物語」
会期:2004 年3月1日(月)〜30日(火)
会場:SOSO CAFE (ソーソー・カフェ)
住所:札幌市中央区南1西13 三誠ビル1F
TEL :011-280-2240
営業時間:11:00〜21:00
入場無料
http://www.shift.jp.org/soso/

オープニングイベント
日時:2004 年3月6日(土)
開場:20:00 閉場:23:00
料金:前売1500 円 当日2000円(共に1 ドリンク付)
映像&音楽パフォーマンス:ニッポニア・エレクトロニカ(浜里堅太郎
映像ライブドローイング:新矢千里太公良
会場:SOSO CAFE (ソーソー・カフェ)
住所:札幌市中央区南1西13 三誠ビル1F
TEL:011-280-2240
チケット取扱い:SOSO CAFE(011-280-2240)
お問い合わせ:KINPRO
http://www.iacnet.ne.jp/~kinpro/


新矢千里:札幌在住イラストレーター。2003年春に5人のメンバーとオリジナルブランド「NOZOKY」設立。ベルリンの「Die Gestalten Verlag」出版から発売の「GRIMM The ILLUSTRATED FAIRY TALES OF THE BROTHERS GRIMM」に参加。

太公良:1972年神戸生まれ。ビジュアラー。チープでポップなアート感覚のモノを世の中に広めるため、グラフィックからイラストレーションまであらゆるビジュアルを制作。プロダクトとして見えるポップアート制作を使命とし、ポップビジュアルを発表し続ける。昨年は「丼米Don'tMind」として布を制作。また「DRESS CAMP」や「Comme des garcon homme」などのテキスタイルデザインも手掛ける。只今、初出版物「CHEAP POP」がイギリスの「pocko editions」より全世界発売中。

浜里堅太郎:1969年東京生まれ。95年頃よりサンプリングをテーマとした音楽制作を開始。ライブを中心にゲーム、展覧会等の音楽制作に携わる一方、不定期のアートクラブイベントをオーガナイズ。現在はビジュアル・フリーペーパー「SAL magazine」のスタッフとして関わる傍らソロ音楽ユニット「ニッポニア・エレクトロニカ」として活動中。


















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